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元甲子園球児の整形外科医がメディカルサポート 山梨大会で今夏導入

2022年6月27日10時45分

朝日新聞DIGITAL

 7月9日に開幕する第104回全国高校野球選手権山梨大会で準々決勝から、メディカルサポートが導入される。投手を中心に炎天下でプレーする高校生の「スポーツ障害の防止」につなげるのがねらいだ。担当する整形外科が専門の中沢良太医師(39)は元甲子園球児。自らの経験も生かしてサポートにあたる。

 中沢さんは山梨市出身。同市の中学を卒業後、桐蔭学園(神奈川)に進学。2年生だった1999年夏に二塁手のレギュラーで甲子園に出場し、8強に進出した。3年時は主将としてチームを率いたが、夏の神奈川大会5回戦で東海大相模に敗れた。

 大学に進学して、さらにレベルの高い野球に取り組むつもりだったが、父親が医師であることを知っていた当時の監督の強い勧めで方針転換。猛勉強の末、日大医学部に合格。その後、東大整形外科の医局に進んだ。

 これまで、神奈川大会や日本代表U―15のメディカルサポートスタッフを経験してきた。現在、笛吹市の山梨リハビリテーション病院のスポーツリハビリセンター長を務め、多くの若者の患者を診ている。

 メディカルサポートは、球数制限のある投手の疲労や体のケアなどに対応するため実施する。勝利チームの投手からの相談などにも応じる予定だ。

 大会を前に、中沢さんが気にかけているのが熱中症だ。この2年間、選手たちは新型コロナウイルスの影響で、思うような練習ができなかった。感染状況が落ち着き、急に練習量が増える中、迎える大会。炎天下でのプレーには、いつも以上に注意が必要だという。中沢さんは「暑さの中、足がつったり、倒れないかが心配」と話す。選手とは体調について率直に意見を交わしたいという。

 「(秘密を守ることを約束し)首脳陣に言えないことを聞かせてもらいたい。医療機関への受診や、大会後にチェックするかの判断も大事な役割です」

 かつて高校球児だった自らの経験も生かして、選手たちに寄り添いたいという。「体の軸になるところが疲労を起こして、ふだんの自分の動きが出来ない時にけがをする。暑さの中、より注意してほしい」

 今回の試みが「長期的には、スポーツ障害を減らすことにつながれば」と中沢さんは願っている。(佐藤靖)

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