71チーム対戦決まる 来月9日開幕、3年ぶり全選手の入場行進も
第104回全国高校野球選手権新潟大会(朝日新聞社、県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が23日、新潟市の秋葉区文化会館であり、出場する71チームの組み合わせが決まった。大会は7月9日から。ハードオフ・エコスタジアム新潟(同市中央区)で開会式に続いて行われる開幕カードでは、正徳館、栃尾の連合チームと見附が対戦する。(友永翔大、西村奈緒美)
抽選会には今回も、新型コロナウイルスの感染対策のため、各チームとも主将に代わって顧問が参加。正面の壇上で箱から番号の書かれたくじを引き、チーム名が記載された札を対戦表にかけていった。
大会には、県高野連に加盟する84校のうち、欠場の阿賀野、白根、村松を除く計81校が出場する。複数校で1チームをつくる連合チームは16校6チームで、豊栄、中条、敬和学園▽新潟向陽、万代、羽茂▽分水、加茂農林▽正徳館、栃尾▽十日町総合、海洋、松代▽柏崎常盤、柏崎総合、久比岐。
開会式は7月9日午前10時からハードオフ・エコスタジアム新潟である。新型コロナの影響で中止していた全チームの選手による入場行進が、新潟明訓吹奏楽部の演奏にあわせて3年ぶりに行われる。開会式に引き続き、正徳館栃尾―見附のほか新潟東―新潟商の計2試合が組まれている。
感染対策で実施してきた観客の入場制限を大会期間を通じてなくし、準決勝以降はブラスバンドでの応援もできる。決勝は27日にハードオフで。優勝チームは8月に阪神甲子園球場で開かれる全国選手権大会に出場する。
◇
開会式で行われる選手宣誓は、希望のあった15校から抽選で村上の伊藤佑真主将(3年)に決まった。引き当てた田島甲太部長は「生徒たちが開会式の雰囲気を味わえるような宣誓にしたい」と語った。
田島部長によると、伊藤主将は、事前に選手宣誓への立候補の意思を確認した際、「やります」と即答。選ばれたことを部長から電話で聞き、「ありがとうございます」と喜んだ。技術やリーダーシップに抜きんでているタイプの主将ではないが、積極的に声を出してチームを引っ張る「まっすぐな生徒」という。