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「勝利至上主義でなく、何を学ぶか」 広島県高野連がめざす高校野球

2022年6月22日10時15分

朝日新聞DIGITAL

 全国高校野球選手権広島大会が7月9日に開幕する。4月に就任した広島県高校野球連盟の折田裕之会長(56)に、これからの高校野球のあり方や大会への思いを聞いた。

     ◇

 ――高校野球から学んだことは何ですか。

 高校3年間で相手を慮(おもんぱか)ることを学びました。キャッチボール一つが気配り。相手のことを思ってとりやすいところにボールを投げる。野球は個人の技術だけでなく、チームの力が大切です。同級生や先輩のことを思って、自ら進んで考える心構えを学びました。

 ――県高野連のトップとして何をしたいですか。

 野球人口が減っているなかで、高校野球を魅力あるものにしていかなければと思います。勝利至上主義じゃなくて、野球を通して何を学ぶか。心身ともに成長し、人格を育てるためのスポーツとして広め、「高校野球やりたいなあ」と思わせる組織づくりをしたい。

 ――県内では3校に女子野球部ができた一方、男子野球部に入って練習する女子部員は公式戦に出場できません。

 多様性とは自分を認め、他人を認めてお互いを尊重していくことだと自分のなかで定義づけています。個人の選択と決定を認めてあげる必要があります。

 女子は女子野球部でやらなきゃいけないわけじゃない。5年、10年先がどうなるかはわかりません。ただ、いま、女子部員がそれぞれの思いを持って入部していることを認める必要がある。公式戦に出られなくても、活躍や発表の場を与えたいです。

 ――今年の3年生は入学当初からコロナで試合や練習を制限されてきました。

 言葉で語り尽くせない3年間だったと思います。大規模校から小規模校、私立や公立など与えられた環境が違うなか、創意工夫で練習してきたことでしょう。

 自分のチームのことだけでなく、「自分たちの時代はこんな選手がいて、こんな試合があったな」と思い返せるようにしてほしい。コロナという同じ時代の苦しみを感じた人たちが、共有してほしいと思います。

 ――今年の広島大会に何を望みますか。

 優勝チーム以外、負けるのはどのチームも1回だけ。試合は最後まで何が起こるかわかりません。最後の一球まであきらめず、全力を尽くしてほしい。そのなかで学び、それを糧にして今後の人生を歩んでいけるような大会にしてほしいです。(聞き手・松尾葉奈)

     ◇

 おりた・ひろゆき 広島県坂町出身。広島商3年だった1983年夏の全国選手権大会に出場した。広島商や大竹、高陽東の野球部監督を歴任し、今年4月に広島商校長に就任。

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