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自主性にこだわった16年半 香川高専詫間の畑・元監督に育成功労賞

2022年6月21日10時30分

朝日新聞DIGITAL

 日本高校野球連盟と朝日新聞社は、高校野球の発展や選手の育成に尽くした指導者を表彰する今年の「育成功労賞」に香川県内から、香川高専詫間で監督や部長を務めた畑伸興(はたのぶおき)さん(65)を選んだ。野球経験がないなか、同校で16年半にわたり、選手の「自主性」を伸ばす指導を続けた点を評価した。

 畑さんは京都府出身。大学院卒業後は、塾や予備校の英語講師として働き、31歳で旧詫間電波高専(現・香川高専詫間)に赴任した。

 自身の部活動でのスポーツ経験は中学時代のバレーボールのみ。だが同校ではサッカー部の監督などを12年間務め、2000年から野球部の部長になった。05年からは監督として選手に向き合い、昨年3月まで指揮をとった。

 監督就任当初はノックもままならなかった。まずは自身の技術を向上させなければと、毎日毎日、選手にボールを打ち続けた。余裕が出始めると、次第に選手たちの、授業中とは違う表情に気づくようになった。ひたむきに、でも笑顔でボールを追う姿を見ることが、指導の楽しみになった。

 監督として貫いたのは、選手の自主性を重んじることだ。練習メニューも主将を中心に選手たちに決めさせた。試合では、展開に応じて盗塁やバントなど、何を選択するかは選手に判断させた。

 「自分たちで考えさせることで、生徒は野球に取り組む思いが強くなる」との狙いからだった。最後の数年は、試合中のブロックサインを選手に出させたこともあった。

 「スッキリしてたらそれでええ」と、丸刈り以外は珍しかった時代から、自由な頭髪も認めた。

 監督人生で、公式戦の通算勝利数は春の県大会での2勝のみ。だがそれ以上に、選手を見守り続けた日々は充実していた。「先生はお前らが楽しそうに野球しているのを見るのが楽しい」。畑さんの口癖は、今チームのモットー「楽しく明るい野球」に受け継がれている。(堅島敢太郎)

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