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定時・通信制の球児も全国めざす アルバイト時間ずらして試合参戦

2022年6月21日10時56分

朝日新聞DIGITAL

 第69回全国高校定時制通信制軟式野球千葉大会の決勝が17日、青葉の森球場(千葉市)であり、クラーク千葉が千葉大宮に10―4で勝利し、3年ぶり2度目の優勝を果たした。クラーク千葉は8月15日から神宮球場(東京都)などで開かれる全国大会に出場する。

 クラーク千葉は2―3の四回裏、小野将太郎主将(3年)の左前適時打などで7点を挙げ、そのまま逃げ切った。

 小野主将は小学生の時に野球を始めたが、中学校になじめず、「好きな野球をのびのびとやっていけたら」と通信制のクラーク千葉に入学した。

 2時間ほどの練習を週2~3日、場所も平日は校内のハンドボールコートという制約がある。それでも、「全国大会を目指して、わいわいとみんなで教えあってきた」。全国での目標は8強入りだ。「全国大会につながるような試合内容だった」と千葉大会優勝を喜んだ。

     ◇

 定時制や通信制の高校では、日中に仕事がある生徒も多い。雨天で決勝が1日ずれた結果、千葉大宮(千葉市若葉区)は複数の主力選手が仕事で欠け、苦しい戦いとなった。

 そんななか、伊藤煌(ひかる)選手(2年)は、アルバイトの時間をずらして参加。6年ぶりの試合で、初めての二塁手ということもあり、動きはぎこちなかった。

 「ベースカバー!」。悪送球に備える基礎的な動作がわからず、試合中に仲間から教わる場面も。三回の守備では失策もした。

 2点を追う四回表、四球を選んで1死満塁に。相手投手が暴投すると、一塁から全力で走った。「エラーをした分、何とか点を取りたかった」。本塁に頭から突っ込み、逆転。「ヘッドスライディングではなくて脚がもつれました」

 守備は徐々に安定した。四回裏には相手の盗塁を阻止しようとした、遊撃手への捕手の送球がそれたが、素早く移動していた伊藤選手がカバー。「伊藤君! 見違えるようにうまくなってるよ」。ベンチから藤井建志監督の声も飛んだ。

 試合は敗れたが、「みんなでチームワークを出せてめっちゃ楽しかった」。そう言って、アルバイトに向かった。(上保晃平)

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