スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

高校野球愛知大会、各ブロックの見どころ解説 全国最多175チーム

2022年6月19日18時54分

朝日新聞DIGITAL

 第104回全国高校野球選手権愛知大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が18日、刈谷市総合文化センターであり、5回戦までの組み合わせが決まった。1大会で全国最多の175チーム(186校)が出場。7月2日に開幕し、日程が順調に進めば、30日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアム(岡崎RD)で決勝がある。

     ◇

 抽選会には各校顧問や代表の部員が参加。昨年に続いて無観客となり、静かな雰囲気で進んだ。

 春の県大会8強のシード校からくじを引いた。会場を沸かせたのは、Aブロックの抽選。シード校の西尾東、名門の中京大中京、101回大会優勝校の誉、有力な中部大一などが4回戦までで1校に絞られる激戦区となる。1回戦では、豊橋中央―豊田大谷、刈谷北―桜丘が好勝負になりそうだ。

 連覇がかかる愛工大名電のマネジャー平野帆香さん(3年)は「緊張したが、いいところを引けた。チームで調子を上げていきたい」。昨秋王者で27年ぶりの頂点を狙う享栄の都筑康誠記録員(3年)は「どこに入っても一戦ずつ粘り強く戦う」と話した。

 シード校はいずれも3回戦から登場し、準々決勝以降の組み合わせは、5回戦終了後の抽選で決まる。今大会では1週間で500球までの投球制限や、雨などで試合が中断した場合、翌日以降に続ける「継続試合」が採用される。(土井良典、高橋俊成)

     ◇

 開会式で選手宣誓をするのは、春の県大会を制し、2016年以来の夏の甲子園を狙う東邦の落合智哉主将(3年)。落合主将は、「いよいよ、始まるんだなと思った。夏は何が起こるかわからないので一戦一戦全力でいきたい」と開幕を待ちきれない様子。

 チームは速球右腕・三浦心空(こくう)投手(3年)を軸にした「守備力」が強みだ。選手宣誓の内容は「コロナ禍で開催される方向に向かっているというのは、いろんな方々のおかげなので感謝を届けられるようにしたい。内容は父と話し合った」と語った。

     ◇

 高校生活をすべてコロナ禍で過ごしてきた今年の3年生たち。中でも、公立の伝統校・大府は今春の県大会をコロナの影響で出場辞退した。監督が代わり新たな一歩を踏み出そうとした矢先。抽選会でくじを引いた佐藤颯真選手(3年)は「辞退は正直、初めは受け止めきれなかった。『春は最後じゃない。悔しさを夏にぶつけよう』と、立て直してきた」と振り返る。

 激戦区のAブロックとなったが、「いつかは倒さないといけない相手。初戦からしっかり戦う」。公立校の夏の甲子園出場は2008年の大府が最後。目標は昨夏のベスト4を超える優勝だけだ。

     ◇

 今大会には、過去最多の16校が五つの連合チームを組んで出場する。その一つの稲沢・稲沢東は来年度に尾西との3校で統合新設され、「稲沢緑風館」に。連合チームで主将を務める稲沢東の椎葉亮人選手(3年)は「母校の名前や校舎が無くなるのは悲しい。この名前で出る最後の夏は、大切な夏になる」。

 自転車などで両校を行き来しながら合同練習を重ねてきた。最初の頃は名前を呼び合うのも遠慮しがちだったが、今では気軽に声を掛け合う仲に。「勝つという一つの目標に向かってチームが一つになっていった」と振り返る。初戦の相手は大成に決定。「相手は私立なので大きな壁。でも、チームを盛り上げて流れを持ってくることを大事にしたい」と意気込んだ。

     ◇

 元高校球児による「マスターズ甲子園」の県大会の準決勝、決勝が18日、阿久比球場であり、決勝で国府が9―5で大府に勝ち、2019年以来、2度目の優勝を果たした。国府は11月に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で島根代表との試合に臨む。

 ■Aブロック

 強豪校が集中し、混戦が予想される。春の県大会8強の西尾東は、シード校と肩を並べる誉と実力校の中部大一の勝者と初戦でぶつかる。西尾東の右腕パウエルは身長187センチから投げ下ろす直球が魅力だ。名門・中京大中京の主軸大江は本塁打に期待がかかる。

 ■Bブロック

 今春の県大会優勝の東邦が軸になる。100回大会に出場した強豪愛産大三河は、春に大差で敗れた東邦に雪辱を期す。公立の千種や明和は夏に向けて力をつけている。刈谷北の右腕葭原(よしはら)は140キロ近い直球が持ち味で、実力校の桜丘と好ゲームが期待される。

 ■Cブロック展望

 豊川や愛知黎明のほか、実力が伯仲するチームが集う激戦ブロックだ。豊丘は制球力のある大場が試合を組み立てる。誠信は打線に勢いがあり、岡崎工科もチーム力が充実してきており注目だ。昨夏8強の大同大大同も着実に力をつけており、上位をうかがう。

 ■Dブロック

 2008年以来のシード校となった愛知商、2年前の独自大会で準優勝した愛産大工、古豪の愛知など実力校がひしめき合う。強豪の豊橋中央と豊田大谷は初戦の注目カード。この2校と同じゾーンの中部大春日丘や安城学園も上位に食い込む力がある。

 ■Eブロック

 昨秋と今春の県大会でともに4強入りした星城を筆頭に、試合巧者で昨秋の県大会で準優勝した至学館や、半田に力がある。県内最多となる5校による連合チームなど、複数の学校で協力し合って夏に挑む部員たちの戦いぶりにも注目したい。

 ■Fブロック

 昨夏の王者・愛工大名電が抜きんでる。左腕有馬は140キロ台の速球があり、打線は好打者加藤を軸につながりがある。左右の好投手を擁する横須賀と有力校西春の1回戦は注目。伝統校豊田西は切れのあるスライダーを操る右腕五十嵐の活躍が鍵になりそう。

 ■Gブロック

 実力伯仲のチームが多く、混戦模様。県内屈指の練習環境を持つ愛知啓成は東、小島の左右両投手を含む多彩な投手陣で守り勝つ野球を目指す。時習館の右腕安田は落ち着いた投球が持ち味。名古屋や成章、西尾なども地力がある。初出場・修文学院にも注目だ。

 ■Hブロック

 昨秋の県王者・享栄に実力校が挑む。享栄の藤本、東松の左腕コンビは速球だけでなく投球術にたけ安定感抜群。課題は打力か。科技学園豊田は技巧派のエース杉本を擁しチーム力がある。夏に勝負強い刈谷、有力校の栄徳、名城大付、大成も勢いに乗れば面白い。

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ