西東京大会抽選会 7月9日開幕、国学院久我山、日大三は15日登場
第104回全国高校野球選手権西東京大会(都高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が18日、渋谷区の青山学院高等部PS講堂であり、対戦相手が決まった。
出場するのは計125チーム。シード勢は7月15日の3回戦から登場する。今春の選抜4強の国学院久我山は15日、連覇を狙う東海大菅生は16日、日大三は15日、早稲田実は16日。
7月9日に開幕し、神宮球場で東・西東京合同の開会式を行う。選手宣誓は春季都大会を制した関東第一の秋葉皓介主将(3年)が務める。試合は10日から。会場はスリーボンドスタジアム八王子を中心に、府中市民球場、ネッツ多摩昭島スタジアム、多摩市一本杉球場、スリーボンドベースボールパーク上柚木、町田市小野路球場、神宮球場の7球場。順調に進めば、決勝は31日に神宮球場である。
各球場とも感染対策をした上で、一般の観客を入れて試合を行う。声を出しての応援は禁止だが、一部の球場を除いて、1回戦から吹奏楽による応援を認める。
試合会場と開始時刻は、対戦校の交通の便や多くの観客が予想される試合などの事情を考慮して決める。都高野連は21日正午、球場名と試合開始時刻の入ったトーナメント表を連盟ウェブサイト(https://www.tokyo-hbf.com/)で発表する。(野田枝里子)
■■てっぺん争いは三つ巴? 国学院久我山、日大三、東海大菅生
春の選抜4強の国学院久我山、春の都大会4強の日大三、昨夏代表の東海大菅生が突出し、三つどもえの戦いになりそうだ。
国学院久我山は渡辺、松本慎、成田とタイプの異なる3投手が軸。打線は下川辺ら長打力のある打者がそろい、小技もうまい。日大三は春の都大会でエース矢後を欠きながら、選抜出場の二松学舎大付(東東京)と接戦を繰り広げた。浅倉中心の打線と投手陣のバランスがいい。
東海大菅生は1年時から活躍する捕手・福原が主将の経験豊富なチームだ。エース鈴木泰もけがから復帰し、攻守で層が厚い。このほか、早稲田実、狛江、駒大なども力がある。(狩野浩平)