開会式から全試合が有観客に、吹奏楽・チアも可 高校野球千葉大会
7月9日開幕の第104回全国高校野球選手権千葉大会は、開会式も含め全試合有観客で、ブラスバンドやチアリーディングの応援も入れて実施することが決まった。大会運営委員会が8日に開かれ、大会概要を決めた。
■観戦 内野席数が上限
試合はZOZOマリンスタジアム(千葉市)など県内11球場で行う。観客数は原則、各球場の内野席数を上限とし、ZOZOマリン以外は5千人を超えないことも目安とする。
応援は、声を出さない拍手のみを認める。ブラスバンドの演奏者は1チーム50人以内が原則で、それぞれ2メートル以上の間隔をとるなど、新型コロナ対策を徹底する。
昨夏の103回大会は、4回戦まで一般客の観戦ができず、吹奏楽部などの応援は全試合で認められていなかった。
今大会には168校153チームが参加する。各チームはトーナメント方式で戦う。日程調整が困難なことから継続試合は導入しない。決勝を含め、延長十三回からはタイブレークを採用する。決勝以外ではコールドもある。決勝は同26日午前10時からZOZOマリンである予定。
優勝校は、8月6日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる、第104回全国高校野球選手権大会に出場する。
■行進誘導も復活 植草学園大付、3年ぶり
開会式は7月9日午前10時からZOZOマリンスタジアムである。雨天中止。3年ぶりに植草学園大付の生徒による入場行進の誘導も行う。
ただ、昨年同様にコロナ対策のために、同校生徒と各校の登録選手は行進後、主将と副主将のみをグラウンドに残してスタンドに移動する。例年行っていた習志野の吹奏楽部による演奏や八千代松陰の合唱部による合唱は、事前に録音したものを流す。開会式終了後の午後1時からは開幕試合を行う。
組み合わせ抽選会は23日午前11時半から、県総合スポーツセンターで開かれる。全チームの主将が参加し、3回戦までの組み合わせが決まる。今年の選手宣誓は第104回大会にちなんで「104番」を引いた学校の主将がする。
抽選の様子は高校野球情報サイト「バーチャル高校野球」(https://vk.sportsbull.jp/koshien/)で生中継する。(上保晃平)
■出場チーム数
168校153チーム
うち、以下の6チームが連合
鎌ケ谷西・船橋豊富・松戸向陽・沼南高柳
沼南・関宿・流山・流山北
印旛明誠・佐倉南・八千代西
旭農・下総・県銚子・八街
大網・大原・館山総合
天羽・市原・市原緑
■シード校
Aシード 市船橋、銚子商、木更津総合、拓大紅陵
Bシード 習志野、西武台千葉、中央学院、東京学館
Cシード 東京学館船橋、船橋東、専大松戸、東海大浦安、市柏、千葉黎明、長生、暁星国際
■日程
6月23日 組み合わせ抽選会
7月9日 開会式
9~17日 1~4回戦(9日は開幕1試合のみ実施)
19日 5回戦
22日 準々決勝
24日 準決勝
26日 決勝
8月6日 全国選手権大会開幕
■会場
県内11球場。準決勝、決勝はZOZOマリンスタジアム
■その他
ブラスバンドやチアリーディングの応援あり
継続試合は導入しない
延長十三回からはタイブレーク(決勝含む)