スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

「びびらず投げてこい」 広陵の捕手、大阪桐蔭に負けて気づいたこと

2022年6月8日09時30分

朝日新聞DIGITAL

 第138回春季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の決勝が7日、島根県出雲市の県立浜山公園野球場であった。広島代表の広陵は岡山代表の創志学園に4―5で惜敗した。創志学園は昨春に続く連覇。8年ぶりの春季大会優勝を逃した広陵の選手たちは夏への飛躍を誓った。

 7日、第138回春季中国地区高校野球大会決勝、創志学園5―4広陵

     ◇

 「打たれてもお前のせいじゃなくて、俺のせいだから。びびることなく投げてこい」

 同点の五回表、無死満塁のピンチ。広陵の捕手、大山陽生(はるき)君(3年)は、マウンドに上がった1年生投手の高尾響君に声をかけた。捕手が焦れば、投手も焦る。気持ちを落ち着かせてミットを構えた。

 直後に内野ゴロで1死。続く中軸に連打を許し、4点を奪われた。「守るべきところで守れなかった」

 強肩を買われ、昨年春に三塁手から捕手にコンバートされた。「キャッチャーかあ……」。なじみのなかったポジションで正直、気は進まなかった。

 転機となったのは昨年11月の明治神宮大会。決勝の大阪桐蔭戦で、序盤から自分の焦りが投手に伝わり、一気に得点を奪われた。だがこの負けで、捕手の役割に気が付いた。

 「投手と同じ数、球を触るのは捕手の自分。試合を動かすのは自分だ」

 コーチに言われた通り、ピンチで焦ったときは両翼のポールを眺めて気持ちを切り替えるようにした。投手たちの性格を理解しようと、寮で積極的に話しかけた。「ここを踏ん張れば勝てる」「強気でいこう」。声をかけながら配球することも心がけた。

 手応えを感じたのは今年3月、選抜大会の九州国際大付戦だ。四球や長打が出るたびにマウンドに駆け寄った。毎回走者を抱えながらも要所を抑え、相手に残塁の山を築かせた。チームは敗れたが、捕手としての自信が湧いた。

 夏の全国制覇をめざす中で臨んだこの日の決勝戦。内角を突こう、でも長打にされるかもしれない……。勝負どころでのバッテリーの迷いが、被安打11につながったと反省を口にした。

 「ゲームを自分で動かすことにやりがいを感じる分、悔しい。チームを勝たせる捕手になりたい」(松尾葉奈)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ