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選手の成長が高校野球の魅力 福島の育成功労賞に住谷さん

2022年6月7日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 高校野球の発展と選手育成に尽くした指導者を日本高校野球連盟と朝日新聞社が表彰する「育成功労賞」に、平商などで監督や責任教師を務めた住谷義直さん(67)が選ばれた。選手としての野球経験はないものの、30年以上も現場で高校生を指導してきた。受賞について、住谷さんは「家族など多くの人の支えや理解のおかげ」と話している。

 現在の福島県いわき市出身。中学時代は卓球部で、高校は磐城に進学。1年生だった1971年に母校が第53回全国高校野球選手権大会で準優勝に輝いたが、当時は野球とは無縁だった。

 商業科の教員になると、初任地の東白川農商(現・修明)でソフトボール部の顧問を務めた。85年に赴任した平商では、「若手だったから」と翌年から野球部の監督を任された。断ることも考えたが、「選手もいたし、断り切れなかった」と振り返る。

 草野球くらいしかやったことがなかったため、戦術などを覚えるためにスコアをつけ始めた。「多くの試合を見ることで戦術を知ることができると思った」と話す。その後、県高野連の記録部に入り、県内の高校野球を支えてきた。

 指導者としても平商、遠野(当時)、小名浜(同)の3校で力を尽くした。高校野球の魅力は「選手たちの成長を見られること」という。ボールを投げても塁から塁まで届かなかった子が届くようになったり、外野から返球して走者を刺したりするのを見るのが喜びだ。「継続すれば何事でもできるようになると、生徒たちに教えてもらってきた」

 30年以上にわたり県内の試合のスコアをつけ続けてきたなかで、最も印象に残っているのは聖光学院の歳内宏明投手(28)=元ヤクルトスワローズなど=という。「常にポーカーフェースで、一番いい投手だった」

 16年3月に定年を迎えた後、再任用教員となり、17年まで平商で責任教師としてベンチ入りした。退職後も球場に足を運び、記録係として大会を支える。「野球では同じことが起こらない。1球で流れが変わる。そこが魅力」と笑う。

 今夏の大会に臨む選手たちに向けて、「グラウンドでは野球のことだけを考えてプレーしてほしい」とエールを送る。(滝口信之)

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