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公衆電話越しに伝わった母の思い 不調に苦しんだ広陵5番が本塁打

2022年6月6日10時59分

朝日新聞DIGITAL

 第138回春季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の準決勝2試合が5日、島根県出雲市の県立浜山公園野球場であった。広島代表の広陵は大東(島根)を13―2で破り、決勝進出を決めた。決勝は7日に同球場であり、広陵は8年ぶりの優勝をかけて、連覇をねらう創志学園(岡山)と対戦する。

 5日、第138回春季中国地区高校野球大会準決勝、広陵13―2大東

     ◇

 「隼翔(はやか)ならできる」。広陵の5番、小林隼翔君(2年)は打席で母・優さんの言葉を思い出した。二回表、2死二、三塁のチャンス。前日の1回戦は6番だったが、この日は中軸を任された。

 「打たなくちゃいけないという気持ちが、空回りして力まないように」

 気持ちを落ち着け、バットを構えた。変化球に食らいつき、ファウルで粘った。とらえた7球目は高めの直球。左翼手の頭上を越えて3点本塁打となり、勝利をぐっと引き寄せた。

 「自分のバッティングを探していた」

 昨秋は5番での出場もあったが、今年3月の選抜大会前から不調に苦しんだ。そんな時は、岡山県で暮らす母に寮の公衆電話から電話をかける。「調子どうなの? 隼翔ならできるよ」

 一人で育ててくれた母の笑顔が見たい、野球で恩返しがしたい――。

 監督やコーチの助言を聞き、バットの軌道やタイミングの修正を繰り返した。感覚がつかめるようになり、春の県大会は5試合で9安打9打点。左の強打者が並ぶ打線で、右打者としてチームを引っ張った。

 成長を印象づけるこの日の本塁打を、母もスタンドから見届けた。「活躍できてうれしかった。クリーンアップとして、チームを鼓舞できるようなバッティングがしたい」(松尾葉奈)

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