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春季高校野球全道大会、札幌第一が北照を破り優勝

2022年5月31日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 第61回春季高校野球大会(北海道高野連など主催)の全道大会は30日、札幌円山球場で決勝があり、投打がバランス良くまとまった札幌第一と、これまでの3試合で24得点を上げた打線を誇る北照が対戦。札幌第一が9―3で北照を下し、4年ぶり3度目の大会優勝を果たした。北照は8年ぶりの優勝を逃した。

 ◎…札幌第一が序盤の大量点を守り切った。二回、四死球の後、渥美、村上、村田陽の3連打やスクイズなどでたたみかけ、一挙6得点。八回は賀集の適時打で突き放した。先発の渥美が直球と変化球を低めに集める粘りの投球を見せると、守備も3併殺で反撃をしのいだ。北照は二回、今枝、西浦の中軸による連続二塁打で得点したが、五、六回の満塁機に適時打がでなかった。

     ◇

 「チーム全員で、この試合に勝てました」。今大会、二度の延長戦を勝ち上がってきた決勝でも、数々のピンチをしのいだ札幌第一の先発・渥美嘉成投手(3年)は笑顔で話した。

 味方が二回に6得点し、「楽に投げられた」。だが「一番苦しかった」という山場が八回に訪れた。先頭打者の4番に中前打を許すなどして、1死一、三塁のピンチ。迎えるは前の打席で安打を放った7番打者。ここは、疋田悠真捕手(3年)のダイビングキャッチと二盗阻止で切り抜けた。

 中学まで投手と野手を兼任していたが、本職は一塁手。高校では投手の練習は1年冬から始めた。冬は体育館でインターバル走に取り組むなど投手専門メニューで下半身を鍛えた。さらに、3リットルの容器に弁当を詰め込んで食事トレーニングにも取り組んだ。札幌市内で2人暮らしをする父の手作り弁当だ。

 直球の最速は130キロで決して速くはない。この試合は変化球と直球を織り交ぜ、球を低めに集めて打ち取った。さらに、春の関西遠征で身につけた、セットポジションを長く維持して相手打者のタイミングをずらす投球術を駆使。奪三振はわずか一つで被安打8ながら、辛抱強く投げた。

 優勝まであとアウト一つという場面で降板し、「投げきりたいと思っていました」。交代後の一塁守備でウィニングボールをつかむと左腕を突き上げた。「自分の結果ではなく、チームが勝つことが一番」

 混戦が予想される夏の南北海道大会まではあと1カ月。複数の投手がいる札幌第一でも貴重な左腕だ。課題の球速アップに取り組み、「もう一回、優勝します」と決意を新たにしていた。(石垣明真)

     ◇

 北照の西浦真平選手(3年)が2安打と気を吐いた。大量6点を許した直後の二回、先頭打者の左中間二塁打に続き、西浦選手も逆方向の左中間に二塁打を放ち1点を返した。直前に一塁守備で犠打を悪送球していた。「チームとしてばたつき、自分も焦ってしまった」。しかし、すぐにバットで取り返した。

 今大会、打撃の成長がめざましかった。準々決勝で公式戦初本塁打を放ち、準決勝でも大会屈指の左腕門別啓人選手(東海大札幌)から2安打を放った。毎朝5時半に起床してマシンを相手に1時間、黙々とバットを振り込んだ成果が出た。「悔しい準優勝です。夏は狙った球を一発で仕留める打者になりたい」(能田英二)

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