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王者の分厚い壁、再び それでも感じた成長、近江の山田「夏こそは」

2022年5月28日20時32分

朝日新聞DIGITAL

 (28日、春季高校野球近畿大会準決勝 大阪桐蔭11―2近江)

 試合後、近江のエースで4番、主将でもある山田陽翔(はると)はしかめっ面をした後に、少し笑みを浮かべた。

 「悔しい。でも、自分たちの野球をやれば通用することもわかりました」

 準決勝の相手は大阪桐蔭。1―18で大敗した今春の選抜大会決勝の雪辱を果たす絶好の機会だった。

 この日と同じく先発した選抜決勝では三回途中4失点でKOされた。

 「絶対に勝つと、めちゃくちゃ気合が入っていました」

 右腕は試合前のブルペンから、帽子が飛ぶほどの全力投球で肩をつくった。

 そして、立ち上がりから飛ばした。

 一回にいきなり自己最速を1キロ上回る149キロを計測した。

 その裏に味方が2点を先行すると、躍動感が増す。

 三回、1点を返され、なお1死三塁のピンチでは、「うりゃ」「おりゃ」と投げるたびに声を張り上げながら、2番谷口勇人と3番松尾汐恩(しおん)を連続三振に仕留めた。

 いずれも決め球は140キロ台のツーシーム。選抜後に磨いてきた球を、打者の手元で沈めた。

 1回戦から準決勝までの4試合を1人で投げ、本調子ではなかった選抜決勝とは違い、この日の山田は絶好調だった。

 ただ、飛ばしすぎたか。

 1点リードで迎えた六回の投球時に右の太もも裏がつってしまい、1死一、二塁のピンチを残して降板し、この回に追いつかれた。

 八回に勝ち越され、九回には7点を奪われた。

 結果的に2―11と大差はついたが、途中までは競り合う展開に手応えも残った。

 多賀章仁監督は「選抜の時よりは大阪桐蔭との差は縮まっていると思う。課題はたくさんあるが、チームの成長を実感できた」と語った。

 挑戦ははね返されたものの、大阪桐蔭に警戒心を植えつけた。

 山田が2打数無安打に抑えた捕手の松尾は「気迫のこもった球が来ていたし、打線も走塁も積極的だった」。

 主将の星子天真にも「近江は選抜の時よりも全体のレベルが上がっていた。僕たちももっと成長しないと、このままではやられてしまう」と言わせた。

 苦い春から約2カ月。間違いなく王者を苦しめた。山田は言った。

 「夏にやり返します。3回も同じ相手に負けられません」(山口裕起)

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