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宮崎商監督、「智辯」の文字に思い交錯 コロナに断たれた対戦が実現

2022年5月15日20時43分

朝日新聞DIGITAL

 昨夏、新型コロナウイルスに阻まれた試合が実現した。

 第103回全国高校野球選手権大会の初戦で戦うはずだった宮崎商と智弁和歌山が15日、宮崎県高校野球連盟の招待試合(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)で対戦した。全国制覇を遂げた智弁和歌山が5―0で勝利した。昨夏もベンチ入りしていた智弁和歌山の右腕・武元一輝が被安打3で完封し、打撃でもソロ本塁打を放つなど投打で活躍した。

 宮崎商は選手ら13人が新型コロナ陽性となり昨年8月17日、2日後に予定されていた智弁和歌山との2回戦を辞退し、不戦敗となった。

 あれから約9カ月。宮崎商の橋口光朗監督(33)は試合前、朱色で胸に「智辯」の文字が入ったユニホームを間近に見て、様々な思いが交錯したという。

 「試合ができなかった悔しさと、日本一のチームと戦える感激。昨年の3年生の姿も頭に浮かびました」

 主将でエースの長友稜太は、昨夏の智弁和歌山戦に登板する予定だった。けがのため、この日はマウンドには立てなかったが、4番・左翼手で出場し、「先輩たちの分までと思ってプレーした。負けたけれど、もやもやしていた気持ちが晴れた」と表情を和ませた。

 観客席には、今年3月に卒業したOBの姿もあった。中堅手だった若松大雅さんは北九州市立大に進み、野球を続けている。初めて帰省して後輩たちのプレーを見た。「体も大きくなり技術も上がっていた。甲子園へ連続出場してほしい」とエールを送った。

 智弁和歌山の選手も先輩の思いを背負った。主将の岡西佑弥は前主将の宮坂厚希さん(国学院大)から宮崎入りする前に電話で、「日本一になったんだから絶対に勝てよ」と言われたという。チームで3本の本塁打を放つなど自慢の強打を見せつけ、「勝ててホッとしました」。

 対外試合で初めて完封した武元も「めちゃくちゃ気合が入っていました」。

 橋口監督と智弁和歌山の中谷仁監督(43)は昨秋から、「いつか対戦を」と、連絡を取り合ってきた。中谷監督は「世代は変わったが、素敵な時間を送らせてもらった。この縁を今後もつなげていきたい」とうなずいた。

 試合後、選手たちは交互に並んで記念写真を撮り、「次は甲子園で戦おう」と誓いあった。

 第103回全国選手権では東北学院(宮城)も1回戦に勝った後、松商学園(長野)との2回戦を辞退した。この両校も昨年11月、長野県内で試合を行った。(山口裕起、森田博志)

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