高岡商野球部の歴史を振り返る 歴代監督らが座談会
2023年に創部100年を迎える高岡商野球部の歴代監督と部長が部の歴史を振り返り、今後の課題などについて語る座談会が8日、富山県高岡市横田の同校で開かれた。
高岡商野球部は1923年に創部。夏の甲子園は県内最多の21回出場を誇り、富山の高校球界をリードしてきた。
座談会には、1970~79年に監督を務めた吉田洋さんら歴代監督と部長の計8人が出席。当時の思い出や甲子園で試合をした印象を振り返った。また、高岡商野球部の強みや今後の課題などをテーマに意見を交わした。
野球部の強みについて、出席者からは「学校が一丸となって野球部の後押しをしてくれる」「大学や社会人でプレーする卒業生が、現役部員の指導に来てくれる」などの意見が出た。
一方で、近年は野球人口が減っていることから、「人材を集めるためには、卒業生の協力も得ながら、野球に親しむ環境をつくる必要がある」との指摘もあった。(井潟克弘)