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コロナ禍の大会は、継続試合は 東京都高野連・根岸新専務理事に聞く

2022年6月1日09時00分

朝日新聞DIGITAL

 東京都高校野球連盟の新しい専務理事(理事長)に、根岸雅則さん(50)が就いた。今夏の全国高校野球選手権東・西東京大会の運営方針や、新型コロナウイルスに向き合いながら野球を続けてきた球児への思いなどを聞いた。

 ――高校球児だった頃を振り返ると。

 中学までは兵庫県西宮市だったが、高校は帝京(東京都板橋区)に進んだ。甲子園に何度も出場していたので憧れた。前監督の前田三夫先生の指導を受けたが、ここまでやらないと駄目なのかというくらい、本当に厳しかった。2年生だった1989年、ベンチ入りはかなわなかったが、夏の甲子園で優勝の瞬間に立ち会い、感激した。(阪神甲子園球場がある)西宮市に住んでいたころはよく試合を見に行ったが、出場校として見る光景は違った。

 前田先生は「日本一の練習、日本一のレギュラー、日本一の補欠がいないと日本一はとれない」と言った。高校生ながら、ぐさっときた。控えの子の気持ちも考えてチームづくりをしていた。

 卒業後は青山学院大に進学。硬式野球部でマネジャーを務めた。プロ野球選手を毎年輩出する学校で、素晴らしい選手が多かった。プロ野球千葉ロッテマリーンズの井口資仁監督は2学年下。1学年上には福岡ソフトバンクホークス2軍監督の小久保裕紀氏がいた。

 ――今の球児は、自身の頃と比べるとその違いは。

 やっぱり野球の技術が飛躍的に上がっている。スキルだけじゃなくて、野球というスポーツを理解して、セオリーや戦略的なことまでよく知っている。

 ――他県の学校に進学することには賛否もある。

 それについては球児自身が選ぶことなので、権利として認めてあげないといけないし、一概に何とも言えない。球児が「ここで野球がしたい」と思えるような魅力ある学校作りを大事にしてもらいたい。

 ――今春の選抜大会で国学院久我山が4強入りした。東京のレベルは。

 国学院久我山の活躍はすごいこと。そういう学校が身近にあると、他の学校にも大きな励みになる。東京のレベルは高く、代表校が力を発揮できれば、甲子園でもある程度勝てる。良い選手もいる。

 ――雨などで試合が中断した場合、翌日以降に続きを行う「継続試合」の導入については。

 今夏の東・西東京大会では導入したい。昨夏の甲子園では東海大菅生(東京都あきる野市)が、雨脚が強まった八回1死で大阪桐蔭にコールド負けとなった。途中で止めるのが一番つらい。どういう段階で試合を止めるのかは、雨雲レーダーなどの情報を参考にしながら、慎重に判断する必要がある。ぬかるみ具合などグラウンドの状況は勝敗に大きく関わるからだ。

 ――新型コロナの感染が続く中での大会となる。どんな運営に。

 できるだけコロナ禍前に近い状態で進めていきたい。感染対策をしつつ、積極的に観客を入れていきたい。野球部員だけでなく、吹奏楽部や普段は教室にいる子どもたちが野球を通じて高校時代の思い出ができるような大会にしたい、という思いもある。感染者の多い東京での観客の入れ方や大会運営の仕方は、全国の地方大会のモデルケースにもなる。

 ――高校入学以来、コロナ禍で学校生活を送ってきた3年生にメッセージを。

 高校生にとって、2年間は部活動や学校行事ができないなど不安定な状況が続いた。厳しい制限がある中で野球部で日々努力した経験は、今後の人生で必ず生きる。これから夏までの間で、高校野球への思いを全てぶつけてほしい。チームのみんなで何かを共有したり、仲間のために何かをやり遂げたりする喜びを味わってほしい。(本多由佳)

 ねぎし・まさのり 1972年生まれ。兵庫県西宮市の中学校から帝京高校に進み、青山学院大学硬式野球部ではマネジャーをつとめる。卒業後は国語教師として帝京高校に勤め、野球部コーチ、副部長、部長を歴任。都高野連の副理事長を経て、現職。

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