神村学園が決勝進出 西日本短大付と対戦 九州高校野球
第150回九州地区高校野球大会(九州地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は28日、宮崎市で準決勝2試合があった。鹿児島県勢の神村学園は今春の選抜大会8強の九州国際大付(福岡)を3―2で破り、決勝進出を決めた。29日、小林西(宮崎)に7―6で勝った西日本短大付(福岡)と対戦する。
◇
神村学園は九州大会初先発の内堀(背番号10)が投打で活躍し、終盤のリードを守り切った。
同点で迎えた七回2死二塁、内堀の中前適時打で勝ち越し。「後のバッターにつなごうという気持ちだった」。八回には、先頭福田と田中の連続安打などで無死満塁とし、富崎の左犠飛で1点を追加。九回に1点を返されるも、内堀が踏ん張り、公式戦では自身初となる完投勝利を挙げた。
内堀は「良いバッターが並ぶ相手に、粘り強く投げることができた。ゴロを打たせて取る意識だった」。小田監督は「九国が相手になったら内堀が先発と決めていた。ナイスピッチングだった」とねぎらった。(布田一樹)