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高校野球都大会 関東一が2年連続V、選抜出場の二松学舎大付下す

2022年4月24日21時25分

朝日新聞DIGITAL

 春季東京都高校野球大会(東京都高校野球連盟主催)は24日、スリーボンドスタジアム八王子で決勝があり、関東第一が二松学舎大付を7―3で破り、2年連続6度目の優勝を飾った。両校は栃木県で5月21日から始まる関東大会に出場する。関東第一は2年連続9回目、二松学舎大付は6年ぶり5回目の出場。

 ◎…関東第一が2桁安打で快勝した。二回、相手の守備の乱れから1死二、三塁とし、増尾の左翼線二塁打で2点を先制。三回は4番・富岡が左越え2ランを放った。さらに四回は衛藤の左中間二塁打、柳瀬の左翼線二塁打、三浦の右前安打で3点を加えて突き放した。エース桝川は5回を投げて被安打1に抑える好投。井坪―成井とつないで流れを渡さなかった。

 二松学舎大付は九回に3長短打を集めて2点をかえす粘りを見せたが、及ばず。エース布施は五回以降はテンポ良く力投したが、序盤の大量失点が響いた。

 ■関東第一の増尾、先制打で「波」越えた

 二回1死二、三塁。打席に立った関東第一の7番打者、増尾己波(こなみ)(3年)は初球の内角カーブに反応した。打球は左翼線を破り二塁打。2点を先制し、試合の流れを引き寄せた。大会の序盤は打撃が不調だった。それだけに決勝のチャンスに打てたこの1本にうれしさがあふれ、二塁ベース上でガッツポーズを繰り返した。

 チームは常につなぐ打線を意識してきた。この日、4番富岡大阿(同)の2点本塁打に加え、長短打に犠打を絡めてつなぎ、計7得点を挙げた。増尾も四回、送りバントを決めて5点目に貢献した。

 打撃練習に打ち込んだ。プロ野球・東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手のバットの軌道や体の使い方を研究してきた。この日は2安打2打点の活躍だった。「常に打てるバッター」を目指している。

 しかし、六、九回と走塁ミスがあった。米沢貴光監督は「ミスで全て帳消し。打ったのはよかったが、これは課題」と厳しい。夏の頂点を見据えるからこそ甘い言葉は口にしない。増尾も細かいプレーの精度向上を誓う。

 「己波」という名前には、「己の波を越えてほしい」との思いが込められているという。二松学舎大付は昨秋の都大会準決勝で敗れた相手だ。この優勝でライバルという「波」はひとつ越えた。「リベンジはうれしいが、夏が本番なのでそこで勝てるように頑張りたい」。次の「波」を越えるため再スタートを切る。(本多由佳)

 ■二松学舎大付の布施、後半の粘り胸に夏へ

 四回までに7失点。相手打線を警戒して厳しくコースを攻めたが、それが裏目に出た。ボールが先行し、甘い球を狙われた。

 「同じような展開だ」。二松学舎大付のエース布施東海(3年)は選抜大会の記憶がよみがえった。聖光学院(福島)との初戦で、五回までに9点を失い、反撃も及ばす敗れた。

 選抜では降板したが、市原勝人監督はこの日、交代はないと宣言。「粘ってこそ勝ちきれる試合がある」。思い切って腕を振り五回以降は無失点に抑えた。

 チームは今大会直前、新型コロナウイルスの陽性者が出て出場自体が危ぶまれた。練習不足で臨んだ初戦はコールド負け寸前から押し返した。準決勝は逆転サヨナラ勝ち。この日も最終回に打線がつながった。市原監督は「ネバっこくなってきた」と評価する。

 「チームはどんな相手とも対等に戦う力がある。エースの自分がぶれないようにしないと」。布施にとって、夏に向けた課題がはっきり見えた大会だった。(狩野浩平)

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