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浦学新監督、エース休ませる堂々采配 夏につながる敗戦 高嶋仁の目

2022年3月30日18時29分

朝日新聞DIGITAL

 (30日、第94回選抜高等学校野球大会 準決勝、浦和学院2-5近江)

 延長戦までもつれ込んだ準決勝の第1試合。浦和学院(埼玉)は敗れはしたものの、素晴らしい経験をしたのではないでしょうか。収穫の多い敗戦でした。

 新チームから指揮を執る森大(だい)監督はまだ31歳。62歳の大ベテランの近江(滋賀)・多賀章仁監督に気後れするようなことなく、堂々たる采配を見せました。

 まずエースの宮城誇南(こなん)投手を先発させませんでした。

 宮城投手は1回戦を完封し、2回戦、準々決勝にも先発してきました。試合途中にキャッチボールしている様子を見ると、疲れもあって万全な状態でないようでした。

 決勝まで勝ち進んだら、宮城投手にもまた投げるチャンスはある。「準決勝はほかの投手でがんばろう」と腹をくくったんだと思います。

 先発に送った背番号10の浅田康成(こうせい)投手は、変化球を使いながら丁寧に投げていました。一回と四回のピンチでは、レフトの三宅流架(るか)選手が安打性の当たりをダイビングキャッチするなど、バックも好守備でもり立てました。ヒットになっていたら点が入っていますから、大きいプレーでした。

 2番手投手が五回2死から3連続四死球を出しましたが、これは仕方ありません。たくさん投手を使えば、調子の悪い子もいます。

 そういうときは、スパッと交代させてあげればいいのです。森監督は、遊撃手で抑え役の金田優太選手を早めに投入し、この回を無失点で切り抜けました。

 ぼくも継投は早め早めを心がけていました。その方が悔いが残らないし、マウンドを降りる投手の痛手も少なく済みます。次のチャンスで、また頑張ってくれればいいのです。

 攻撃陣は、むしろお父さんの士(おさむ)さんが監督を務めていたときよりレベルが上がっているように感じました。

 甘い球は思い切ってバットを振っていきますが、相手の状態や試合状況に合わせた打撃もできます。得点した四回も、スイングをコンパクトにして、近江の山田陽翔(はると)投手から2点を先行しました。

 ただ、その後はチェンジアップをうまく使う山田投手をとらえ切れませんでした。

 その点はきっちり反省し、夏に生かせばいいんです。ぼくは選抜大会は、そんなふうに考えるようにしていました。(前・智弁和歌山監督)

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