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2年生4番の成長、三塁コーチの好判断 九国大付の戦いを振り返る

2022年3月30日10時00分

朝日新聞DIGITAL

 【福岡】第94回選抜高校野球大会に11年ぶりに出場した九州国際大付。準々決勝まで進み、好投手を擁する勢いのあるチームや優勝経験校を相手に好勝負を展開し、九州王者としての存在感を示した。熱戦を繰り広げた3試合を振り返る。

 1回戦は開幕の19日で、第3試合だった。野球関係者は「開幕日の試合の入りは難しい」と口をそろえる。2016年夏は初日の1回戦第3試合に出場し、敗れた。試合までゆっくりし過ぎたことを悔やんだといい、ましてや、今大会は30年ぶりに開幕が雨天で1日延びた。開会式に出た野田海人主将(3年)がチームに合流すると、近くの体育館に移動。仮眠をし、その後は積極的に体を動かして試合を迎えた。

 相手は昨年11月の明治神宮大会で勝利したクラーク国際(北海道)で、研究されていた。エースの香西一希選手(3年)は前回、高めの直球で攻めたが、相手に見極められ、一回、甘く入った直球を痛打され、失点した。打球が頭上を越えた中堅手の黒田義信選手(3年)は「(打球に)伸びがあり、怖かった」と心境を吐露した。

 延長十回、2番の中上息吹選手(3年)が左中間への安打で出塁し、三塁まで進んだ。4番の佐倉俠史朗選手(2年)の打球は浅い左邪飛だったが、中上選手の足を信じた三塁コーチャーの石橋央祐選手(3年)の好判断で、サヨナラ犠飛につながった。

 24日の2回戦は広陵(広島)を相手に、香西投手の好投が光った。2種類のスライダーを投げ分け、見逃しを取りたいときは小さく、空振りが欲しいときは大きく曲げた。球速10キロの差がある2種類のカーブも効果的で、強打の広陵打線から11奪三振。香西投手は「こんなに三振を取った記憶がない」と語った。

 28日の準々決勝では浦和学院に2度も追いついたが、終盤に力尽きた。楠城徹監督は「(浦和学院は)厳しい球には粘って逆方向に打ち、甘い球は思い切り引っ張っていた。打撃の基本を見た」と、2本塁打を含む9安打の打線に脱帽した。

 夏に向け、バッテリーの強化と下位打線のつながりを課題に挙げた。試合の多い夏の大会を戦い抜くために、野田捕手のリリーフ登板を意識し、2番手捕手の育成に力を入れる。また、広陵戦で目立った残塁の多さを改善するために、7~9番の打撃向上を図る。

 試合後の楠城監督へのオンライン会見では、長距離打者として注目された佐倉選手に関する質問が多かった。準々決勝で佐倉選手が八回に放った、同点打となる左前打には「好機にチームバッティングができた。甲子園に来て一番成長したんじゃないかな」。佐倉選手は「一戦ずつの重みを感じた」と悔しがったが、夏に向け「チームに貢献できる打者になりたい」と誓った。(前田伸也)

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