スポーツブル(スポブル)

スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

投手陣、全国で通用 打線は課題も 只見のセンバツ振り返り

2022年3月29日10時00分

朝日新聞DIGITAL

 【福島】21世紀枠で初出場した只見は、大会前に掲げた「甲子園で1点を取る」という目標を達成。ベンチ入りした選手13人が出場する「全員野球」で、モットーである「全力疾走」を甲子園の舞台でも披露した。

 只見は11月~4月までグラウンドが雪に覆われるため、冬場は体育館や駐輪場で練習してきた。投手陣は体育館にマットで傾斜を作り、マウンドに見立てて投げ込んだ。外野手は体育館2階から投げるボールで捕球練習するなど工夫し、甲子園に挑んだ。

 初戦の大垣日大戦。歓喜の瞬間は四回に訪れた。2死一、三塁で5番山内友斗(3年)が右前適時打を放ち、酒井怜斗(2年)が生還すると、選手たちに笑顔があふれ、スタンドからの温かい拍手に包まれた。

 投げては、エース酒井悠来(3年)が120キロ台中盤の直球と100キロに満たないカーブの緩急を使い分け、相手打線を7回6安打に抑えた。直球が120キロ台でも、緩急を使えば甲子園でも通用すると示した。

 実践練習がなかなか積めなかったなか、守備も光った。三回には遊撃手の吉津塁(3年)が三遊間の深い打球をさばくと、四回には捕手山内友が二盗を阻止した。山内友は「盗塁のカウントをしっかり頭に入れていて、落ち着いて刺すことができた」と振り返った。

 一方で課題も見えた。1点は取ったが、相手エース左腕の前に18三振、2安打に抑えられた。長谷川清之監督は「長打を打てる選手はいない。バットの芯に当てる技術を夏に向け高めていきたい」と話した。

 会津地方からの甲子園出場は1959年選抜の会津以来。雪が多く、甲子園出場は難しいと考えられていた。ただ、只見の姿からは工夫次第で困難を乗り越えることができることを教えてもらえた。

     ◇

 福島県勢2校が出場した第94回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)。両校の戦いぶりから収穫や課題を振り返る。(滝口信之)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ