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浦学新監督が着目した心理学 父譲りの伝統、アップデートし朝練廃止

2022年3月28日16時00分

朝日新聞DIGITAL

 (28日、第94回選抜高等学校野球大会 準々決勝、浦和学院6-3九州国際大付)

 第94回選抜高校野球大会で、浦和学院(埼玉)の森大(だい)監督(31)は、同校を30年間率いた前監督の父・士(おさむ)さん(57)に続き、親子2代での甲子園采配となった。春夏通算22回甲子園に導いた父の「伝統」をそのまま受け継ぐのではなく、心理学をもとに「アップデートした野球」を実践する。28日に九州国際大付(福岡)を6―3で破り、準決勝進出を決めた。

 森監督は昨秋、30年間チームを率いた士さんの後任に就いた。就任早々、部員に配ったのは「問診票」。睡眠はどのぐらいとっているか。栄養は。心の状態は――。質問は30項目以上にわたり、心や体がどんな状態にあるかを調べた。

 多くの選手にみられたのが「次の日に朝練があることがプレッシャーで十分に眠れない」ことだった。朝練は、士さんが監督時代に毎日課したルーティン。2013年の選抜大会で優勝するなど、同校を全国屈指の強豪に育てた原動力だが、ぐっすり眠れず、目の下にクマができている部員もいた。

 そこで、森監督は朝練を廃止。睡眠を十分に取った成長期の選手たちは、半年ほどで平均体重を4~5キロ増やした。中軸の金田優太選手(3年)は「体を大きくすることで打球が飛ぶようになった」と話す。

 28日の準々決勝は、3―3に追いつかれた直後の八回裏、4番の鍋倉和弘選手(3年)が放った勝ち越しの3点本塁打で勝負を決めた。

 森監督も同校野球部の出身で、2008年の夏は甲子園のマウンドに登った。卒業後、早稲田大学大学院で心理学を学び、全国の甲子園常連校の指導法を調べるなかで、「選手の心理状態が身体に与える影響が大きい」と知ったという。

 「父は1人でチームをまとめるトップダウン方式。自分は分業制」。やり方こそ違うが、父を尊敬するからこそ、自分のスタイルを貫きたいという。19日の初戦の前夜、士さんから「恐れるな。思い切ってやりなさい」と電話で励まされた。

 森監督は「選手は甲子園に来て大きく成長している。ここまで来たら決勝めざして、選手一丸、頑張りたい」と話した。(仙道洸)

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