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あと一歩、明秀日立8強ならず チームの「太陽」好機に一打

2022年3月28日10時00分

朝日新聞DIGITAL

 【茨城】第94回選抜高校野球大会第8日の27日、明秀日立は2回戦で市和歌山に1―2で敗れ、初のベスト8進出はならなかった。初戦で無失点のエース猪俣駿太投手(3年)は、この日も力投。自慢の打線は9安打を放ったが、好機で相手エースの粘りの投球に封じられた。

     ◇

 チームを明るく照らしてきた石川ケニー主将(3年)が大舞台でも輝いた。

 二回裏。右翼線への飛球をフェンスにぶつかりながら好捕。エースの猪俣駿太君(3年)を支えた。

 両チーム無得点で迎えた六回表には、1死三塁の好機に打席が回ってきた。「猪俣が踏ん張っている」。好投を続けるエースを楽にすることだけを考えていた。追い込まれると、バットを「指三本分」短く持ち、きわどい球に食らいついた。低めの球をたたきつけると、高くはねた打球が外野に抜けた。

 昨夏、主将になった石川君の最大の魅力は天性の明るさだ。日本人の父と米国人の母の間に生まれ、ハワイのオアフ島で育った。金沢成奉(せいほう)監督は「ケニーはハワイの太陽だ」。自身も「大自然の中で伸び伸びと子ども時代を過ごしたことが、明るさにつながっています」と笑う。

 下級生の頃は周囲への気配りに欠けるところがあった。本塁打を打つと跳びはねて喜び、三振を奪われたら次の打席でも引きずってしまう。チームのために戦う意識は乏しかったという。主将として迎えた甲子園では、試合前の練習から大きな声で仲間を鼓舞した。だが、もう一歩のところでベスト8への壁を越えられなかった。

 試合後、自身の適時打について、「チームが勝てなかったから、あまり意味がない」と話し、大会を通じて焦りから普段通りの打撃ができなかったと悔しがった。「大舞台でも力強いスイングができるように練習したい」。夏にさらに輝くため、誓った。(西崎啓太朗)

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