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近江の強みは修正力、逆方向意識し集中打 聖光学院の監督も称賛

2022年3月25日17時28分

朝日新聞DIGITAL

 (25日、第94回選抜高等学校野球大会2回戦、近江7-2聖光学院)

 二回1死満塁。左打席に立った近江の清谷大輔が一握り分、短く持ったバットで高めに浮いた外角球をとらえた。打球は左中間に落ちて2者がかえり逆転した。

 「逆方向への打撃はふだんから意識している。強くたたけてよかった」

 背番号18の2年生は二塁塁上で右拳を握った。

 新型コロナウイルスの陽性者が出た京都国際の辞退によって、代替出場が決まったのは17日。

 20日の長崎日大との1回戦は三振、右邪飛のあと、3打席目に代打を送られた。

 「力んで体が突っ込んだ。バットのヘッドを下げず、ボールをたたくよう意識した」

 この修正力こそが、近江の強さの理由だろう。

 長崎日大戦、チームは八回まで4安打で無得点だった。24アウトのうち、16個が飛球によるものと凡打の内容も悪かった。

 九回に2点差を追いつき、タイブレークの延長十三回、4番でエースの山田陽翔(はると)の決勝打で競り勝ったものの、「あいつに負担をかけてしまった。次は打ち勝とう。そういう意識で練習してきた」と津田基(もとき)。

 この日、1番に入ったその津田も二回は1死二、三塁から変化球を左前に流し打って3点目を挙げた。

 続く横田悟は右打席から一、二塁間を破って4点目、さらに中瀬樹(いづき)の中犠飛で5点目を奪った。

 1回戦からこの日まで中4日。選手たちは二ゴロや遊ゴロを狙って打つ練習をしたという。

 「いい当たりはいらない。ライナーでは走者は進められないので」と多賀章仁監督。

 二回の4安打はすべて中堅から反対方向へのもの。大振りせず、コンパクトに球をとらえる意識を選手は思い出していた。

 「佐山の外角球を左打者は強打できないと思っていたが、浮いたところをうまく打たれた」

 聖光学院の斎藤智也監督にそう言わしめ、165球を投じて1回戦を完投した山田を手厚く援護した。

 その山田は打たせてとる投球に徹し、87球で完投した。

 1回戦は甲子園球場の近辺の宿舎をとれず、午前6時半に学校に集合してバスで甲子園入りした。宿舎に入れたのは2回戦前日の24日だった。

 慌ただしく準備に追われるなかでも、修正すべきところを修正する対応力を備えている。

 昨夏の全国選手権4強の実力校。臨戦態勢が整ってきた。(編集委員・安藤嘉浩)

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