スポーツブル(スポブル)

スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

技巧派へ「変革」、九州国際大付エースが躍動 広陵打線に11奪三振

2022年3月25日12時33分

朝日新聞DIGITAL

 【福岡】九州国際大付は24日、第94回選抜高校野球大会の2回戦で、優勝候補の広陵(広島)に4―1で勝利し、準々決勝に進んだ。27日に浦和学院(埼玉)と対戦する。

     ◇

 緩急を使って直球を速く見せる――。強打でならす広陵を相手に、エース香西一希投手(3年)の真骨頂が発揮された。

 一回、低めの変化球を見極められていると察した。ベンチに戻ると、捕手の野田海人選手(3年)と投球の組み立てを修正。長打力のある左打者には外のスライダーを投げて外角を意識させながら、要所で直球を使い、三振の山を築いた。

 香西投手は1回戦で打席に立った際、相手投手を近く感じた。この距離感を使って「直球をより速く見せられるのではないか」と手応えをつかんでいた。

 香西投手がつかんだ投球術は、昨夏の苦い経験から生まれた。

 福岡大会の準々決勝で3番手として登板。直球を狙われ打ち込まれた。

 試合後、楠城徹監督に「なぜ直球にこだわる」と問われ、「速い球を投げたいです」と答えた。当時の球速は最速120キロ台後半。それでも本格派の先輩投手らに触発され、直球ばかり投げ込んでいた。

 「緩急を覚えるんだ。直球が速く見えるから」。新チームのエースと見込み、楠城監督が諭した。香西投手の技巧派への「変革」が始まった。

 監督の言葉通り、カーブやスライダー、チェンジアップを覚えた。中堅から投球を見守る黒田義信選手(3年)は「消えるように変化する球に、打者がてこずっている感じがする」。球速も最速135キロに上がったが、それ以上に「直球が速く見える」という。

 抜群の安定感で、新チーム結成後は、昨年11月の明治神宮大会まで計11試合に登板し、8試合を完投した。選抜大会に入っても2試合連続完投。この日、広陵打線を相手に11奪三振。警戒していた長打を1本も打たれることなく、1失点129球で完投した。

 「球場の電光掲示板に表示される球速を気にしていない。どの投手も球速140キロが頭にあるが、それでコントロールを乱すことも多い。その中で、持ち味の球のキレとコントロールを貫き、頼もしく思う」。教え子の変貌(へんぼう)に、楠城監督は目を細めた。(前田伸也)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ