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大島、選抜を振り返る 悲願の甲子園初勝利へ投打でレベルアップ誓う

2022年3月25日12時38分

朝日新聞DIGITAL

 九州大会で準優勝して8年ぶりにセンバツに出場した大島(鹿児島)。初戦で明秀日立(茨城)に0―8で敗れ、悲願の甲子園初勝利はならなかった。大応援を受け、最後まであきらめずに戦ったが、課題も見えた。

 塗木哲哉監督は試合前、理想の展開を5―3とし、「5点とらなければ厳しい」と話していた。関東大会を制した強力打線に3失点は覚悟したうえで、それを上回る点を取らなければ勝てないと。打線が封じられた場合、0―3で負ける展開もありうると厳しい予想もしていた。

 打線は明秀日立の長身の右腕、猪俣駿太投手の球威に苦しめられた。「真っすぐに切れがあり、角度もあって苦戦した」と武田涼雅主将。大島が八回までに放ったヒットは散発の3安打。三塁さえ踏めない重苦しい展開だった。

 大島らしい攻撃が見られたのは投手が代わった九回だった。1死から代打の体岡大地選手が安打で出塁すると、1番有馬航大選手は自身3安打目となる右前安打を放った。その後は満塁とチャンスを広げ、最後は併殺で得点できなかったが、県大会、九州大会で見せたような粘り強さを発揮した。

 武田主将は試合後、「いい投手が相手だと打てない。全国ではこのバッティングでは通用しないことがわかった」とひと言。「悔しかったが、これからの課題になる」と前を向いた。

 チームは序盤の大量失点でリズムに乗れなかった。鍵を握るエースの大野稼頭央投手は169球を投げて完投したが、四回までに8点を失った。「序盤はボールが高めに浮いてしまって自分らしいピッチングができなかったのが心残り」

 しかし、五回以降は立ち直り、バックの好守備もあって得点を与えなかった。低めに投げられるようになったことで安定したと大野投手。終わってみれば被安打10、四死球7。今後の課題を「序盤から落ち着いて低めの球を投げること」とした。

 打ち取った外野への当たりが安打になるなど守備にもほころびが見られた。選手たちが口にしたのが甲子園特有の風。遊撃手の武田主将は「ボールが上空で流れていた」と鹿児島の球場との違いを口にした。甲子園練習もなかったため、「前半は不慣れな部分が出た」と塗木監督。

 アルプススタンドには奄美からの大応援団が駆けつけ、緑一色に染めた。吹奏楽部による島唄が鳴り響き、選手たちを後押しした。奄美大島でも島の人たちがパブリックビューイング会場などで「がんばれ、大高」と声援を送った。

 武田主将によると、試合後半は島の人への感謝の気持ちを持ってプレーしたという。「島の人たちに楽しんでもらえるプレーをすると言っていたので、だれ一人あきらめなかった」。大野投手は「たくさんの応援が力になったので、夏にまた(甲子園に)戻ってきたい」と語った。

 塗木監督は「周りから支えられながら野球をやっているということを選手が感じられたのは良かった。夏までに何をやらないといけないかわかったことは収穫」と総括した。

 大島は4月の九州大会への出場権も得ている。甲子園、九州大会と経験を積むことで、夏までにさらなるチーム力アップが期待できる。(仙崎信一)

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