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「兄を超えたい」、ライバル校へ 広陵4番、甲子園で意地のヒット

2022年3月25日12時24分

朝日新聞DIGITAL

 【広島】第94回選抜高校野球大会は第6日の24日、広陵が第3試合で九州国際大付(福岡)と対戦した。先取点を奪い、7安打を放ったが打線がつながらず、1―4で敗れた。準決勝まで進んだ2010年以来の8強入りはかなわなかった。

     ◇

 「すごく悔しいです」。大会屈指の強打者は絞り出すように言った。広陵4番の真鍋慧(けいた)君(2年)はこの日、相手エースの前に3打数1安打で打点なし。自分のバッティングをさせてもらえなかった。

 四つ上の兄駿(たけと)さん(20)の背中を追うように野球を始めた。法政大野球部で活躍する駿さんはライバル広島商の出身だ。2019年夏には主将、そして4番として15年ぶりの甲子園出場を果たした。

 「兄を超えたい」。いつしかそれが目標になった。「ずっと競い合いながらやってきた」と父の隆さん(49)。家に帰ってからも2人で競うようにバットを振っていたという。

 「同じ広島商に行ったら兄を超えられない」と広陵に進学した。入学当初からスイングの速さと打球の飛距離はずば抜け、1年生ながら4番に抜擢(ばってき)された。

 中国大会を控えた昨秋、真鍋君は駿さんに電話をかけた。「バッティングの調子がよくない。どうしたらいい?」。試合の動画を確認した駿さんから「バットを振るタイミングにズレがある。投手をよく観察しろ」と言われた。その後、中国大会や明治神宮大会で活躍し、公式戦14試合の打率は4割を超えた。

 「絶対に打ってやる」。この日の八回裏2死一塁、捉えた打球は初安打となり、最後に意地を見せた。兄よりも1試合だけ多く甲子園で戦ったが、「まだ超えられているかわからない。早く超えられたら」。夏での雪辱を誓い、球場をあとにした。(松尾葉奈)

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