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九州国際大付の貴重な4日間 内角攻めに苦戦→フォーム修正し4打点

2022年3月24日20時27分

朝日新聞DIGITAL

 (24日、第94回選抜高等学校野球大会2回戦、九州国際大付4-1広陵)

 右腕から投じられたのは、左打者の体に向かってくるような141キロの直球だった。

 二回2死満塁。九州国際大付の黒田義信は、広陵の森山陽一朗からの内角球を体の前で払うように打った。にぶい音を立てながらも右前へ転がす。逆転の2点をもぎとった。

 「体が反応してくれた。自分の一振りでチームを勢いづけたかった」

 先制された直後、嫌な空気を一掃した。

 チームは昨秋の九州大会で、4試合で計43得点をあげて優勝した。高校通算28本塁打と長打力がある1番打者黒田は、攻撃的なチームの象徴的な存在だ。

 延長サヨナラ勝ちした1回戦のクラーク国際戦は、内野安打1本どまりだった。「(完投した)香西(一希)に苦しい思いをさせた」。打ち気にはやる打線全体もボール球の空振りを重ねるなどし、7安打3得点。強打の九国大付打線にしては、物足りない数字での辛勝だった。

 2回戦の相手の広陵は明治神宮大会の準優勝チーム。今大会の初戦では、北信越王者の敦賀気比を17安打9得点で圧倒して勝ち上がってきた。

 楠城徹(くすきとおる)監督は、「(広陵の)1戦目を映像で確認したら、(対戦したら)何点取られてしまうだろうという感じだった」。打線の奮起なしでは苦しい。

 中4日。楠城監督やコーチは選手個々にアドバイスをしていった。

 クラーク国際戦は「緊張していた」という黒田に対し、楠城監督は「タイミングの取り方が慌ただしい」と注文。早く構えて、ゆっくりと球を待つようにとのアドバイスだ。黒田は打席でのリズムを変えた。

 もう一つ。初戦では内角攻めにあい、苦しんだ。「インコースに来たときに対応できるように練習していた」

 この日は二回に続き、八回にも内角直球をとらえて右越えの2点三塁打。5打数4安打4打点と打ちまくった。

 1番打者の奮起で、チームは勢いづいた。

 黒田について「一番頼りにしている」と話す4番佐倉俠史朗(きょうしろう)は、無安打に終わった1回戦の不振を振り払うように計3安打。「下からバットが出ている。大振りになっている」とのコーチからの指摘も生かし、コンパクトにしたフォームで右に左に打ち分けた。

 「4日間でうまく調整できた。1試合ずつ経験が財産になっていく。それが何より」と楠城監督。修正力の高さを見せて、優勝候補同士の一戦を制した。(内田快)

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