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只見のエース酒井、夏への誓い 雪壁で鍛えた制球力、さらに磨く

2022年3月23日13時10分

朝日新聞DIGITAL

 【福島】第94回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に21世紀枠で初出場した只見は22日、大垣日大(岐阜)に1―6で敗れた。投手陣はよく踏ん張ったが、打線が相手エースに2安打1得点に抑えられた。只見町民らで埋まったアルプススタンドからは、最後まで温かい拍手が送られた。雨の影響で試合開始が予定より4時間半遅れ、開始と終了時刻は大会史上最も遅い時間だった。

     ◇

 エースが甲子園の舞台で躍動した。

 只見の背番号1、酒井悠来(はるく、3年)が甲子園で投じた1球目。高めに浮いたボール球だったが、自己最速を1キロ更新する126キロが表示された。「この試合に向けて練習してきた成果」と試合後、振り返った。

 酒井悠は小学2年の時、甲子園をテレビ観戦していた曽祖父の影響でソフトボールを始めた。只見中では軟式野球部に入り、本格的に野球に励むようになった。

 昨秋の県大会は、背番号11ながら全試合で先発登板し、春、夏、秋を通じて初の県大会ベスト8進出を支えた。しかし、課題も浮き彫りになった。制球が安定せず、22回と3分の2を投げて12四死球を与え、四死球から失点することもあった。

 冬の間はリリースポイントの安定と制球力の強化に取り組んだ。そのために使ったのが雪の壁だ。只見は毎年11月~4月まで積雪があり、グラウンドで練習できない。酒井悠は雪の壁を的に見立て、同じ場所に5球続けて投げる練習を繰り返した。5球続かない場合は、腕立て伏せを10回。「練習を繰り返し、リリースポイントや体重移動が安定し、ノビが増した」

 迎えたこの日。二回に四球から2安打を許し、2点を失ったが、その後は投げる間合いを変えたり、上手と横手を投げ分けたりして連打を許さなかった。七回には失点直後に牽制(けんせい)でピンチを脱する場面もあった。

 120キロ台中盤の直球に100キロ以下のカーブを織り交ぜ、7回を被安打6、4失点の好投だった。大垣日大の主将西脇昂暉(3年)は「緩急をつけて狙い球を絞ることができない投球だった」とたたえた。

 試合後、酒井悠は「厳しいコースを意識しすぎてボールになる球が多かった。コースに投げ分けできるように夏に向けて練習したい」と誓った。(滝口信之)

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