スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

親子2代で恩師が阪口慶三監督 マネジャーだった父はセンバツで優勝

2022年3月22日22時13分

朝日新聞DIGITAL

 (22日、第94回選抜高等学校野球大会1回戦、只見1-6大垣日大)

 第94回選抜高校野球大会に出場した大垣日大(岐阜)の二塁手、袴田好彦選手(2年)の父・克彦さん(50)=名古屋市=は、東邦(愛知)で野球部マネジャーを務め、選抜優勝を経験した。当時、阪口慶三監督(77)らから「日本一のマネジャー」と呼ばれた父は22日、只見(福島)と対戦した息子の雄姿を甲子園のスタンドから見守った。

 三塁側スタンドで、在校生や保護者ら800人以上とともに応援した。「幸せものだよなあ。何とかチームに貢献してくれ」。好彦選手が打席に立つ度、そんな気持ちを込めてピンク色のメガホンをたたいた。

 1989年春、克彦さんは甲子園のアルプス席にいた。当時、マネジャーやスコアラーはベンチ入りできなかった。上宮(大阪)との決勝は延長十回、逆転サヨナラ勝ち。東邦を率いた阪口監督から「日本一のマネジャー」とねぎらわれた。「本当にうれしかった」と振り返る。

 「(阪口監督は)練習は厳しく、グラウンドでは『鬼』だけど、離れると『おやじ』のようでした」。休日は部員を家に招いて、食事を振る舞ってくれたり、冗談を言って笑わせてくれたりしたという。

 自身は高校3年間で、試合出場は練習試合の1試合、3分の1イニングだけ。悔しさもあったが、「魔法にかけられた3年間だった。ベンチで雰囲気を味わいたかったけど、選抜優勝は最高の思い出です」と話す。

 双子の息子2人は小学生で野球を始めた。サッカーや体操など色々なスポーツを経験させたが、2人そろって「やりたい」と言ったのは野球だった。「技術的なことは分からないので」と指導者に任せてきたが、繰り返し教えてきたことがある。

 野球ができること。背番号がもらえること。試合に出られること――。どれも当たり前じゃないということだ。「周囲への感謝の気持ちを忘れちゃいけないよ」と伝えてきた。

 好彦選手は、父と同じ恩師のもとで学びたいと自ら、大垣日大に進んだ。阪口監督からは「前向きにプレーすることの大切さ」を教わった。この日は二回に右前適時打を放つなど勝利に貢献。四回の守備でエラーし、失点につながった。阪口監督に「そういうこともある」と言われ、気持ちを切り替えられたという。

 「初めての甲子園だったが、自分らしく振ることができた」。26日の2回戦は星稜(石川)と戦う。感謝の気持ちを忘れずに、自分にできることに全力で取り組むつもりだ。(佐藤瑞季)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ