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部員15人の只見に駆けつけた大応援団 神戸の高校も吹奏楽で応援

2022年3月22日21時00分

朝日新聞DIGITAL

 (22日、第94回選抜高等学校野球大会1回戦、只見1-6大垣日大)

 第94回選抜高校野球の大会4日目に登場した只見(福島)は、大応援団の前で初めて試合をした。アルプス席には、只見町からバス7台で応援団が駆けつけたほか、福島県などで震災ボランティアをしてきた神戸の高校も吹奏楽の応援で盛り上げた。

 只見がある奥会津地域は過疎化と少子高齢化が特に進み、生徒数86人、野球部員はマネジャーを含め15人だ。人口の半数近くは65歳以上。町は「山村教育留学制度」を2002年から始め、マネジャーを含む野球部員5人も町外からこの制度で来た。

 今年も3メートル以上の積雪があったが、屋内練習や雪上ランニングを重ね、21世紀枠で代表に選ばれた。

 町は喜びに沸いたが、学校に吹奏楽部はない。困っていたところ、神戸市にある東灘高の徳山学・校長から友情応援の申し出があった。

 阪神・淡路大震災の被災地にある東灘の生徒たちは、東日本大震災の直後から福島県飯舘村などの被災地と、仮設住宅の草むしりや復興住宅の高齢者の話し相手など、ボランティアで交流を続けてきた。

 兵庫県内で長く野球部の監督をしてきた徳山校長は「同じ被災地ということで、困っていることがあれば協力したかった」。

 神戸鈴蘭台高にも声をかけ、合同で約40人のブラスバンドを組んだ。只見の選手には応援曲のリクエストも募った。この2年間、吹奏楽部もコロナ禍で球場応援ができなかった。東灘吹奏楽部の部長、中田奈歩さんは「まさか最初が甲子園になるなんて。元気いっぱいの選手を後押しできるよう演奏します」。

 大垣日大(岐阜)との22日の試合は、震災ボランティアに関わる神戸や近隣の別の高校からも野球部員ら約300人が駆けつけた。午前中の雨でナイターとなり、真冬のような寒さだったが、そろいの上着で緑色に染まった一塁側アルプス席は、熱く盛り上がった。

 吹奏楽で応援された初めての試合。敗れはしたが、只見の吉津(きつ)塁主将(3年)は「一言で感謝を伝えるのが難しいぐらいの応援。幸せに思った」と話した。(森直由、田中祐也、滝口信之)

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