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山梨学院、涙のタイブレーク 兄の背中追った主将「必ず夏に戻る」

2022年3月22日12時48分

朝日新聞DIGITAL

 第94回選抜高校野球大会は21日、2年ぶり5回目の出場となる山梨学院が、木更津総合(千葉)との初戦に挑んだ。好投手同士の投げ合いに延長十三回タイブレークの末、1―2でサヨナラ負けした。

 チームは大会前から投打ともに高い評価を得ていた。エース榎谷礼央投手は、前評判通り、高い制球力を武器に好投したが、木更津総合の越井颯一郎投手も好投。昨秋の大会のチーム打率が出場校で最も高かった強力打線は、散発の6安打に抑えられた。

     ◇

 タイブレークの延長十三回裏。1死一、三塁のピンチに、山梨学院の相沢秀光主将(3年)は、マウンド上に集まった仲間に声をかけた。

 「落ち着いて、一つずつとるしかないぞ」

 昨夏、新チームの主将に指名された。当初は信頼が得られず、山本和輝選手と2人でチームをまとめた。ようやく1人で任せてもらえるようになったのは、年末が近づいた頃からだ。「自分は気持ちが強くなく、率先して声を出すタイプではなかった」と振り返る。

 これではいけないと、秋の関東大会などでは積極的に仲間に声をかけた。主将として変わらなきゃと思った。徐々に仲間の信頼を得て、自分にも自信が持てるようになった。

 兄の利俊(かずとし)さんも山梨学院の主将だった。3年前、同じ選抜大会に出場し、1勝している。目標とする兄は、コツコツと練習を積み重ね、自らの姿勢でチームを引っ張った。その姿を参考にした。試合前夜、兄からは「楽しんでこい」とLINEで連絡があった。

 あこがれの甲子園での初戦は、押し出し四球でサヨナラ負け。自身も5打数1安打に終わった。でも、主将として声はしっかり出すことができた。

 「100人近い部員をまとめられるのは彼の人柄しかないと思っている。本当に一生懸命やってくれている」。吉田洸二監督も信頼を寄せる。

 試合後、改めて目標を問われた。「優勝を目指した大会で1回戦で敗退した。必ず夏、戻ってきて、優勝したい」。主将らしく力強く答えた。(佐藤靖)

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