21世紀枠・只見、大垣日大と対戦 監督「みんなバット振れている」
第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟、朝日新聞社後援)に21世紀枠で出場する只見は22日の第3試合(午後2時開始予定)で大垣日大(岐阜)との1回戦に挑む。試合を前に両校の監督に相手チームの印象や意気込みを聞いた。
――相手チームの印象は
只見・長谷川清之監督 左投手の五島君は直球が130キロ台と力があり、変化球も多い。ほかの投手も130キロ台の直球を持っていて、どう対応するかカギだと思う。
大垣日大・阪口慶三監督 21世紀枠で、勢いよくぶつかってくるチームだろう。左右に打ち分ける粘っこい打線だ。
――試合のカギを握る自チームの選手は
只見・長谷川 先発予定の酒井悠。力で勝負したら大垣日大さんの打線にやられるので、うまくかわした投球を期待したい。
大垣日大・阪口 投手陣だ。左腕・三松は力ある投球で最近コントロールもよくなってきた。ベンチ入りの4人には最後まで競うように言ってきた。
――相手チームで警戒する選手は
只見・長谷川 1番打者の河村君。出塁率が高い。河村君を抑え、走者がいない状態で中軸を迎えられるかがポイント。
大垣日大・阪口 投手の酒井悠君の変化球は多彩なので、その投球にはまらないようにしたい。
――理想の試合展開は
只見・長谷川 相手打線はパワーヒッターが多い。どれだけ守備で守れるかが大事。
大垣日大・阪口 相手チームは1、2番がでて、中軸で返すというのが特徴だと思う。いかに1、2番を抑えるかが大切になってくる。
――チームの状態は
只見・長谷川 打撃練習ではマシンを130キロに設定しているが、みんなバットを振れている。
大垣日大・阪口 守備もできているし、投手も、打者も出来がよい。盛り上がったいい雰囲気で練習ができているんじゃないかと思う。
――初戦への意気込みを 只見・長谷川 甲子園で伸び伸びプレーして来いよと地元から送り出されたので、伸び伸び野球をやらせてあげたい。
大垣日大・阪口 初戦をいい形で勝つことができるようにしていきたい。(大垣日大の)つなぐ打線ができれば、十分戦っていけると思っている。(聞き手・構成 滝口信之、佐藤瑞季)