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聖光学院を襲った4日前の震度6弱 地元や仲間へ「恩返しのプレー」

2022年3月20日20時14分

朝日新聞DIGITAL

 第94回選抜高校野球大会で、聖光学院(福島)は20日の初戦で二松学舎大付(東京)に9―3で勝利した。4日前、福島県は最大震度6強の地震に見舞われたばかり。学校がある伊達市やグラウンドがある桑折町でも最大震度6弱を観測し、校舎も被害を受けていた。

 地震があったのは16日午後11時36分。聖光学院のベンチ入り選手はすでに大阪の宿舎に入っていた。斎藤智也監督らは、福島に残る約40人の選手やその家族の安否確認に、翌朝まで追われたという。「テレビを見ていたら、震源地が福島と聞いて驚いた」

 幸い選手や家族にけがをした人はいなかったが、校舎では天井がはがれたり、窓が外れたりして、一部の教室は当面使えない状態だという。野球部員らが入る伊達市内の寮も、一時停電や断水になった。18日に予定されていた終業式は24日に延期された。

 残った野球部員らは翌朝から、校舎のがれきの片付けや図書室で散乱した本の整理にあたった。

 赤堀颯主将(3年)は試合前、「残っているメンバーが復旧活動をしている中、僕らは野球をやらせてもらえる。感謝の気持ちで、恩返しのプレーをしたい」と話していた。

 そんな中、三塁側アルプス席には、野球部員や保護者ら約800人の大応援団が駆けつけた。野球部保護者会長の小原孝嗣さん(53)は東北新幹線が一部区間で不通のため、車を運転して、栃木県の那須塩原駅から乗車して来た。「なんとか来ることができたが、被災や移動手段がないため、あきらめた人もいる」と話した。

 建築関係の仕事を営む小原さんは、地震で倉庫の資材などが散乱しているという。まだ片付けも終わっていないが、「試合に勝って、少しでも被災した人たちを元気にしてほしい」と話した。

 宿舎入りしていた11日に、全員で東日本大震災の被災者に黙禱(もくとう)を捧げたばかりだった。斎藤監督は「東日本大震災、昨年2月に今回と、福島県は大きな地震に見舞われている。選手たちのハツラツとしたプレーを見てもらいたい」と話す。(滝口信之、松永和彦)

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