十回を1失点、直後に狂ったリズム 倉敷工エースが悔やむ「勘違い」
(19日、第94回選抜高等学校野球大会1回戦、和歌山東8-2倉敷工)
倉敷工のエース高山侑大(ゆうと)は攻撃時のミスで投球のリズムを崩した。十回1死一塁から四球を選んでサヨナラ勝ちの好機を広げた。しかし、次打者の右飛の際にアウトカウントを勘違いして帰塁できず併殺に。直後の十一回、集中打を浴びて7点を失った。「ミスで気持ちを切り替えられなかった。冷静ならテンポを気にして投げられたのに、バッターを観察して投げられなかった」
130キロ台の直球を軸に十回まで被安打6、1失点と好投していた。高田康隆監督は「粘り強く投げてくれた。課題は残るが、成長に期待したい」。