スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

佐々木擁する花巻東も、大阪桐蔭も使用 投球マシンのハンパない実力

2022年3月23日09時00分

朝日新聞DIGITAL

 トップクラスの高校球児は、こんな球で練習していたのか――。ピッチングマシンから放たれる150キロのストレートは、ハンパじゃなかった。

 マシンの開発・製造元のスポーツギア(栃木県足利市)を訪ねた。どの高校が使っているのか、塙泰明社長(36)に尋ねると、18日に開幕する第94回選抜高校野球大会の出場校の名前が次々に飛び出した。

 優勝候補の大阪桐蔭、優勝経験校の浦和学院(埼玉)、入学から1年足らずで50本以上の本塁打を放った新2年生の佐々木麟太郎選手を擁する花巻東(岩手)、甲子園常連校の聖光学院(福島)……。強豪校がずらりと並ぶ。

 同社は昨年からマシンを体験できる専用ブースを建設。甲子園をめざした元高校球児としては、体験しない手はない。さっそく打席に立った。

 速さと球種をかけあわせると400種のパターンがある中で、最速の150キロストレートを要求した。

 パネルに映し出される左腕が振りかぶった。「来たっ」と思った時にはベース上を通過していた。ど真ん中のストレート。とにかく速い。そして、キレがある。実際の好投手のように、手元でぐっと伸びてくる。ホームで新幹線の通過待ちをしている時に、車両の先端が見えたと思ったらぐぐぐっと迫ってきて周りを巻き込むように眼前を通り過ぎていくあの感じ。とてもマシンから放られたボールとは思えない息をのむほどの球筋だ。

 こういうのが母校の野球部にもあったらいいのに、と夢を一瞬抱いた。確かに常日頃から130キロに相対していたら、打撃力だけでなく自信もわいてくるだろう。強豪校との対戦時の気の持ちようも変わってくるはずだ。経済面や各校の事情も考えるとハードルは低くはない。関心のある指導者は一度このブースで体験することをお勧めする。

 元高校球児が手も足も出なかった「生きたボール」を再現できる秘密は、特許を取得したサスペンション機能。ボールを握る親指の役割を担い、指のひっかかりと同じ機能を果たすのだ。150キロでもコントロールが安定しているのも、サスペンションのおかげだという。

 意外に重要なのが、投手が映しだされる映像パネルだ。塙さんは「今までは合図の後にボールが出てくるというやり方で、タイミングがとりづらかった。このパネルは投手のリリースポイントからボールが出てくるのでより実践的な練習ができる」と話す。何よりこのマシンの導入で、ピッチャーの肩やひじも酷使しなくて済むという。

 マシンは標準仕様の「SGP01」からコンピューター制御仕様やリフター(高低が調整できる)仕様にカスタマイズでき、より実戦に近づく。こんなボールを相手にガンガン打つ甲子園球児の進化に、今更ながら舌を巻くばかりだ。

 マシンの問い合わせは、スポーツギア(https://www.sports-gear.co.jp/別ウインドウで開きます)まで。(佐藤太郎)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ