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「困難の中での経験 次世代に」 コロナ下の高校野球 指導者の願い

2022年3月16日09時00分

朝日新聞DIGITAL

 第150回九州地区高校野球熊本大会(熊本県高野連主催、朝日新聞社など後援)は21日に開幕する。県内で新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置が再延長されたのを受け、九州で唯一、2回戦まで原則無観客で開催される。コロナ下での春の県大会は昨年に続き2回目。県高野連の工木雄太郎理事長(51)に思いを聞いた。

 ――大会は150回目を迎える。

 九州地区大会は九州のレベル底上げをめざす大会であると同時に、各県が会場を持ち回りして開催するので、大会運営の仕方について情報共有する機会でもある。

 2016年、熊本は地震で甚大な被害を受けたことで試合に参加できず、春大会自体が中止になりかけた。だが他県の協力のおかげで、延期になった上で開催することができた。当時の対応はその後のコロナや豪雨災害の際に経験として生かせたので、歴史のある大会をきちんと開催する意義を改めて実感している。

 ――昨年は春・夏・秋の大会をそれぞれ開催することができた。

 熊本では本来、春大会後にRKK旗などがあり、新入生を入れてチーム力を試す機会があるが、ここ2年はコロナで中止になった。経験不足によるプレーの質の低下が懸念されたが、選手たちは例年と変わらないプレーを見せてくれた。

 特に、今春卒業した3年生は、様々な制限がある中でも(コロナ禍で夏は独自大会になった)2年前に苦い思いをした先輩より環境に恵まれたので、戦うことができる喜びを感じられたのではないか。

 ――3年目となるコロナ下での開催になる。運営の工夫は。

 感染予防対策が最優先事項であり、大会期間中の人の動線確保が必要だ。選手が濃厚接触者にならないように、来場する学校関係者らとの接触をできるだけ避けるようにする。応援の仕方も変わった。手拍子を基本としつつ、昨年は熊本工、秀岳館、専大玉名の吹奏楽部に応援曲をCDに吹き込んでもらい、球場で音源を流した。

 ――コロナ下で野球に取り組む高校生に、指導者として伝えたいことは。

 コロナ下で練習方法が変わり、SNSなどを駆使して情報交換をするチームがあれば、班編成をして相手ピッチャーを分析するチームもある。状況に応じていち早く練習方法を確立させるチームが強い。

 選手たちはいま、大人たちも経験したことがない環境下でプレーをしている。困難の中で戦った経験は今後の人生で必ず役に立つ。そして5年後や10年後、自分たちしか語れない経験を次の世代に伝えてほしい。(屋代良樹)

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