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市和歌山連載上 主将が捕手転向、投手は厚み増す

2022年3月8日10時00分 朝日新聞デジタル

 選抜出場の吉報が届いた1月28日、市和歌山の半田真一監督(41)は「うれしいな、みんな。選考されるか分からない不安な状況だったけど、これからは選抜に向けて頑張っていこう」と選手に語りかけた。

 昨秋の近畿大会は8強止まりだった。優勝校の大阪桐蔭が明治神宮大会で優勝したことから、近畿地区に与えられた選抜出場枠は既存枠と神宮大会枠1を合わせて7枠。市和歌山は当落線上にあった。

 それでも、この冬、市和歌山は出場を信じて練習を積み重ねてきた。

 昨年末、年内最後の練習は部員数の44人にかけ、44本の100メートルダッシュをした。ラスト1本は、走り抜いた選手が手をつなぎ、ゴール。きつい練習をやりきり、ほとんどの選手は達成感で涙した。

 チームの要、エースの米田天翼(つばさ)投手(3年)は昨春の選抜で登板経験がある最速149キロの本格派右腕だ。冬の間は、試合期間にはしない胸や腕の筋力トレーニングで鍛えた。「昨年の選抜は1失点した。今年は1点も与えない」と背番号「1」の自覚を見せる。

 米田投手だけでなく、チーム全体も昨秋から大きく成長しようとしていた。

 選抜で捕手をつとめるのは、昨秋まで遊撃手だった松村祥吾主将(3年)。捕手の経験は小学生の時に数試合だけ。それでも、半田監督からは「身体能力も高く、球をさばくのは上手。それに試合展開やチームの状態も見る力がある」と信頼されている。

 松村主将は「初めは驚いて、不安もあった」と打ちあける。いまは、「球を捕る、止める、投げる」の全てがまだまだという。だが、「グラウンドも野手も見えて景色が違う」とやりがいと責任も感じている。

 近畿大会でベンチ入りしていなかった宮本勇(ゆう)投手(3年)も左ひじのケガから復帰した。昨春の選抜のメンバーに入っていたが出番はなかった。今大会に向け、「やっとチャンスをつかめた。絶対に勝てる投手になりたい」と意気込む。

 市和歌山は堅い守りが持ち味のチームだ。新バッテリーの出来や、控え投手らの成長が選抜での試合の鍵を握る。半田監督は「それぞれの選手が役割を果たしてくれたら、近畿大会とは違う市高になる」と楽しみにしている。(西岡矩毅)

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