高知、初戦は東洋大姫路「力出し切る」 大会第3日の第3試合
第94回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が4日、オンラインであり、高知は大会第3日(20日予定)の第3試合で東洋大姫路(兵庫)と対戦することが決まった。
高知市内の校内から参加した谷崎陽(あき)主将は、出場全32校のうち16番目にくじを引いた。開幕日の選手宣誓は避けたいという気持ちがあり、「3日目でホッとした」。しかし、直後に東洋大姫路が対戦校に決まると、緊張した面持ちで手元のパソコン画面を見つめていた。
東洋大姫路は、近畿大会8強で守備力に定評がある。浜口佳久監督は「力的には互角だと思うので自分たちの力を出しきりたい」と語った。
浜口監督と谷崎主将は抽選会が終わると、グラウンドで練習中のメンバーと合流。浜口監督は対戦相手を伝え、「相手をリスペクトし、思う存分戦って欲しい」と励ました。
外野手の森本成(なる)君は兵庫県出身。「対戦相手が地元なのはうれしいけど、少し複雑な気持ち。今はチームが一番。勝利に貢献できるようにしたい」と話していた。(羽賀和紀)