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「監督を甲子園に」 OBの思いかなう

2022年3月2日10時00分 朝日新聞デジタル

 春夏通して初の甲子園出場を決めた和歌山東。OBたちにとって、悲願だった。現在、練習を手伝っている石山晃基さん(26)もその一人だ。

 創部2年目に入部し、エースで4番だった。入部した当時の部員数は、「やっとベンチが埋まるぐらい少なかった」と懐かしむ。厳しい練習についていけずやめる仲間もいた。練習試合でも負けが続いた。

 それでも、米原寿秀監督(47)は、熱心にノックを打ち、グラウンドが使えないときには自ら練習場所を探し、強豪校との練習試合を組んでくれた。監督はミーティングなどで「甲子園」という言葉をむやみに口にしなかったが、「監督は本気で甲子園を目指しているんだ」と石山さんには思えた。そして、厳しい練習にも食らいついた。

 3年夏、和歌山大会で4強に勝ち進み、甲子園が近づいた。準決勝の相手は箕島。一回1死二、三塁で石山さんに打席が回ってきた。初球のストライクを見逃し、2球目を打ったが二ゴロだった。積極的に振っていく和歌山東の野球ができなかった。その後も試合の主導権を握れず、0―8で敗れた。

 大学でも野球を続けたが、甲子園を追いかけた3年間は特別だった。勝つよろこび、夢破れたくやしさ。「本当に濃かった」。その時間を与えてくれた監督や高校野球に「恩返ししたい」と、昨年6月から練習を手伝うようになった。

 積極的に声を掛けて仲間を盛り上げる此上平羅主将(3年)には頼もしさを感じている。「今のチームには、最後まであきらめない気持ちの強さがある」

 本気で甲子園を目指していたからこそ、後輩たちの出場はとびきりうれしかった。「やっと監督を甲子園につれていける。まずは初勝利、そして目標のベスト8を目指して欲しい」

 昨年12月にはOB会が発足した。卒業生も一丸となって選手たちを支える。(下地達也)

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