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兄は大阪桐蔭、近江選んだエース山田 決意に続いた副主将との快進撃

2022年3月31日19時01分

朝日新聞DIGITAL

 (31日、第94回選抜高等学校野球大会 決勝、近江1-18大阪桐蔭)

 補欠校から繰り上がりで出場した近江(滋賀)は、選抜大会史上で、補欠校としても滋賀県勢としても最高の準優勝に輝いた。

 快進撃を引っぱったのが、中学時代から同じ硬式野球チームでプレーした主将と副主将だ。

 「自然が豊かで大好きな滋賀に残って優勝したい」。栗東市出身の山田陽翔(はると)選手(3年)が、近江を選んだ理由だ。3学年上の兄は大阪桐蔭に進学したが、「強いチームに入るより、強いチームを倒したい気持ちが勝った」という。

 強豪ひしめく近畿で、滋賀県勢は唯一、春夏通して甲子園での優勝がない。選抜大会では、前回大会まで通算で19勝。最多の大阪府勢の1割にも満たなかった。

 「あいつとだったら日本一になれる」。大津市出身の津田基(もとき)選手(3年)は、チームメートの山田選手を追って、進路を決めた。「普段はおちゃらけキャラなのに、野球になると人が変わる」「あんなに熱心なやつは他にいない」。山田選手を心から信頼していた。

 2人は昨夏の選手権大会でもレギュラーで4強進出に貢献。新チームでは、山田選手が主将、津田選手が副主将を任された。

 だが始動直後、エースの山田主将が右ひじを故障。さっそく訪れた危機をカバーしたのが津田選手だった。「津田の生真面目さで、練習の準備が10分早くなった」と多賀章仁監督(62)。大黒柱の不在を埋めるようにチームは結束し、秋の近畿大会で8強入り。代替出場につながった。

 山田主将は、この甲子園で昨夏以来約200日ぶりにマウンドに復帰。初戦から決勝の三回途中まで一人で投げた。「山田に負けないくらい目立つ」と意気込んでいた津田選手も、準々決勝で3安打を放つなど先頭打者として打線を引っ張った。

 大阪桐蔭との決勝は、昨夏のリベンジに燃える相手の猛攻を受け、1―18と悔しい結果になった。だが試合後、2人の表情はさわやかだった。山田主将は「日本一の壁は高い。夏に甲子園に戻ってきて次こそ優勝したい」。津田選手は「今回の準優勝は忘れて、また一から土台を作っていきたい」と話した。(安藤仙一朗)

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