選抜高校野球 天理が3年連続で出場
第94回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校を決める28日の選考委員会で、県内からは天理(天理市)が3年連続で選ばれた。目標は昨年の4強を超える日本一。大会は3月18日に開幕する。
コロナ禍による休校で選手は寮で吉報を待つ中、学校で待機していた竹森博志校長に午後3時半ごろ、電話連絡があった。竹森校長は「甲子園の舞台で、はつらつとしたプレーを見せてほしい」と喜びを語った。
横手投げでエースの南沢佑音(2年)は昨年の選抜を経験済みだ。東海大相模(神奈川)との準決勝では0―1の九回表から登板。だが安打や暴投で得点を許し、0―2で敗退した。「もう1回甲子園に行って悔いのない試合がしたい」と練習を重ねてきた。
出場が決まった後、選手は紙でコメントを出した。南沢は「天理のエースとして恥じないよう全力投球で頑張ります」。
4番の内藤大翔(やまと)(同)は「ここぞという場面で必ず打って、チームを勝利へと導くバッティングをしていきます」。(浅田朋範)