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投より打の花巻東「岩手から日本一」 菊池・大谷時代を超える注目度

2022年1月28日18時30分 朝日新聞デジタル

 「なんか、これまでよりも報道陣の数が多くないですか? やっぱり、翔平の影響もあるんですかね?」

 花巻東の流石裕之・野球部長が驚く。約50人の報道陣は、部長の記憶では「過去に出場したときよりはるかに多い」という。

 昨季、大リーグのMVPに輝いた大谷翔平(エンゼルス)の母校としての注目度はもちろん高いが、それだけではないだろう。

 菊池雄星がいた2008年秋も、大谷がいた11年秋も達成できなかった、「秋の東北王者」の実績を引っさげての選抜出場だ。

 佐々木洋監督が長く、目標に掲げてきた「岩手から日本一」。監督も選手も、その思いを強く持つ。主将の田代旭がはっきりと口にした。

 「きょうは通過点というか。岩手から日本一という目標を掲げている。出場が決まったからには、日本一になって帰ってきたい」

 過去の花巻東のカラーと、今年はまったく違う。

 これまで花巻東と言えば、「投手」のイメージが強かった。日本の高校野球史に名を残す菊池、大谷ら、毎年のように好投手が輩出した。

 今年の看板は打線だ。

 注目されるのが、1年生で高校通算50本塁打の佐々木麟太郎。監督の長男だ。秋の明治神宮大会でも2本塁打を放った左の強打者は、今大会でも随一の力を持つ。

 「注目していただいて、ありがたいと思っています。その中で自分のパフォーマンスをしっかり出していきたい」

 体調は万全ではない。中学時代から患っていた、「胸郭出口症候群」の治療のため、昨年12月に両肩を手術。手のしびれや脱力感が改善したが、まだ投げることもバットを振ることもできていない状態だ。

 復帰は大会直前になるとみられるが、「リハビリに徹したい。岩手から日本一という目標を達成するためにも、3番打者としての役割を果たしたい」。

 春夏通じて甲子園の最高成績は、菊池がエースだった09年選抜の準優勝。決勝は清峰(長崎)に0―1で敗れた。

 佐々木監督は「今年は(菊池)雄星ほどのスーパースターはいないけど、選手層に厚みがある。1点に泣いたあの決勝は、本当に悔しかった。なんとか頂点に立てるように頑張りたい」。

 岩手から日本一。監督も主将も主砲も、その合言葉を何度も口にした。(山口史朗)

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