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「常勝」の軟式野球部 作新学院の新エースが先輩に教わったシンカー

2021年12月21日11時01分 朝日新聞デジタル

 作新学院高(宇都宮市)の軟式野球部が8月、6年ぶり10度目の全国制覇を成し遂げた。3年が引退した新チームも、秋季関東地区大会で3年ぶり18度目の優勝を決めた。強さの秘密はどこにあるのか。練習を見学した。

 今年の軟式野球部は公式戦で一度も負けがない。

 11月に東京都内で開かれた秋季関東地区大会決勝。東洋大牛久(茨城)と戦った作新学院は8回、0―0の均衡を破って先制し、3―0で破った。エース福島綾人投手(2年)は相手打線を2安打に抑えて完封した。

 福島投手は県大会から関東大会決勝まで6試合をすべて1人で投げ抜いた。失点は2。それでも慢心はない。「全国ではないし、厳しい練習をこなしているので勝って当然」。口元を引き締めた。

 絶対的エースの福島投手だが、夏の全国大会では準決勝で2イニングを投げただけだった。塩田充夫部長は「全国で投げて度胸が付いた。でも、小林の域にはまだまだ達していない」。

 「小林」とは引退した3年の小林歩夢(あゆむ)投手。小林投手は全国大会の4試合、計34回を投げながら1点の失点もなかった。圧巻の投球で朴炳旭(パクピョンウク)前主将とともにチームを引っぱった。

 夏以後も、6人の3年は引き続き練習に参加し、秋季大会まで新チームを支えた。小林投手は福島投手にシンカーや配球方法などを教え込んだ。

 全国優勝したチームは昨年秋、関東大会準々決勝で三浦学苑(神奈川)に敗れた。その敗北を糧に冬の猛練習に耐え抜いた。

 小林投手は冬の間に体を鍛えて球威が増した。福島投手もこれに倣い、冬場にウェートトレーニングを重ねて体を一回り大きくし、さらに制球力を向上させたいと意気込んでいる。

 黒川陽介監督は「柱だった朴と小林ら3年がいなくなり、新チームは大きな穴を感じていた。みんな、まだおとなしい。元気を出して戦ってほしい」。伝統の堅い守りに磨きをかけ、冬場は重い硬式用のバットを振り込んで力を付けさせるという。

 中軸を打つ保坂明日斗(あすと)主将(2年)は「主将としてチーム力を上げ日本一になりたい」。塩田部長は「3年とは逆に、関東大会で勝った新チームは慢心しないか心配。ともかく勝負は春以降だ」と力を込めた。夏の連覇をめざす。(中野渉)

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