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ノックアウトの苦い思い出 高野連新会長「敗者の気持ちがわかる」

2021年12月1日11時15分 朝日新聞デジタル

 ■日本高校野球連盟会長に就任した京都大教授 宝馨さん(64)

 地球上の水の循環を研究する水文(すいもん)学の研究者として、「定説を疑う」ことを基本姿勢としてきた。

 野球も同じだ。

 京大野球部監督を務めた1980年代前半、上から投球をたたくダウンスイングが主流だった。

 「必ずしもそうではないのでは」

 力が伝わる方法を模索して、6大学で争う関西学生リーグで、5位に順位を上げた。

 滋賀県出身。国鉄職員の父の転勤で各地を転々とする野球少年だった。

 兵庫・西宮北高から進んだ京大工学部では、野球部長を務める土木工学科の主任が、日本の水文学の草分け的存在だった。

 自身もその恩師と同じ道へ進み、洪水を防ぐ研究を重ねると同時に、監督や部長、審判として40年以上、学生野球に携わってきた。

 趣味は芸術鑑賞だ。30代の頃、映画「サウンド・オブ・ミュージック」で歌われる「Climb Every Mountain(すべての山を登りなさい)」の一節に感銘を受けた。

 「困難があっても登って対処しなさい」。そう解釈する。

 高校野球は日本の野球の原点であり、その事務局役を担うのが日本高野連だと考える。競技人口が減る中でトップに就くことに、「大きな山だが登ってみようと思った」と迷いはなかった。

 「(プロ野球日本ハムの)新庄監督みたいに(要請から)1秒では決められなかったけれど」と笑う。

 選手時代のポジションは捕手や投手だった。

 甲子園球場には苦い思い出がある。高3の夏、兵庫大会2回戦で先発したが、二回途中でノックアウトされた。

 「ずっと弱いチームにいた。だから敗者や弱者、未熟な学生の気持ちがわかる」

 それが一番の強みと自覚しつつ、常識を疑いながらかじを取る。(山口裕起)

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