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甲子園ではないけれど…かなわなかった対戦、3年生が「再試合」

2021年11月8日06時48分 朝日新聞デジタル

 新型コロナウイルスの影響で、今夏の甲子園2回戦での対戦がかなわなかった松商学園(長野)と東北学院(宮城)の「再試合」が7日、長野県松本市四賀球場で実現した。本来なら部活動を引退している両校の3年生たちが出場し、笑顔でグラウンドを駆け抜けた。

 「再試合」は、松商学園が10月下旬に東北学院に持ちかけて決まった。

 きっかけは今夏の第103回大会だ。東北学院は優勝候補だった愛工大名電(愛知)を1回戦で破り、2回戦で松商学園と当たることに。だが、その後、選手1人の感染が判明。「出場によって選手が特定され、将来に影響を及ぼす可能性がある」として出場を辞退した。

 「甲子園に忘れ物があったような感じがしていた」と松商学園の足立修監督は言う。不戦勝で進んだ3回戦での敗退直後から、「東北学院と試合をやろう」と3年生に呼びかけ、練習を続けてきた。その思いは東北学院も同じだった。「大変ありがたい」と快諾し、3年生18人が試合に臨んだ。

 「再試合」の前、グラウンドでお互いの選手たちが校名の入ったタオルなどの記念品を交換し、記念写真を撮影した。

 対戦を待ちわびた保護者ら約100人が見守る中、両校の選手たちは力が拮抗(きっこう)する好試合を展開した。試合中、ファインプレーには「ナイス!」などと相手チームからも声援が飛んだ。

 東北学院の今野孝多朗選手の父親で、保護者会長の今野孝さん(55)は「とても良い試合を見られた」という。試合前に笑顔で交流する選手たちを見て、スポーツの素晴らしさを感じた。「甲子園で1勝できたことよりも価値があるかもしれない」と感激した様子だった。

 試合後、同校の渡辺徹監督は「松商学園さんに一番感謝です。この機会を設定してくれてありがたかったなという思いが、少しでも選手の未来に影響を与えてくれたら」と話した。

 松商学園の主将だった藤石烈翔選手も東北学院との「再試合」を夢見てきた。「自分たちのメインは東北学院戦だった」と言い、「心から野球を楽しめた」と笑った。

 東北学院の主将を務めた古沢環選手は「野球で色んな人とつながれた。野球を通じて他校の選手とも盛り上がれる。高校野球は良いものだなと思いました」と話していた。(高億翔)

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