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中京を支えた双子バッテリー 4連覇ならずとも「最高」

2021年8月31日08時36分

 第66回全国高校軟式野球選手権大会(日本高校野球連盟主催、朝日新聞社、毎日新聞社など後援)の決勝が30日、兵庫県明石市の明石トーカロ球場であり、東海代表の中京(岐阜)は北関東代表の作新学院(栃木)に0―1で敗れ、大会史上初の4連覇はかなわなかった。

     ◇

 「思い切って投げろ」「わかった」。一回表、先制点を許し、さらに四球を与えたところで、中京のエース内野慎太郎投手(3年)は、駆け寄ってきた双子の兄、光一捕手(同)に声をかけられた。

 4連覇まであと1勝。重圧で緊張し、制球が定まらない。先頭打者に四球を与え、犠打と暴投で1死三塁のピンチ。三ゴロで1点を先制された。これ以上の失点は許されない。兄の声かけで一呼吸を置いた。気持ちが落ち着き、この回を最少失点で切り抜けた。

 「日本一を目指せる環境」に魅力を感じ、2人で中京に入学した。慎太郎投手は中学まで遊撃手で、高校からバッテリーを組んだ。ともに寮生活を送るが部屋は別で、普段はあまり話さないという。

 だが、試合前は兄が積極的に声をかけ、配球などを話し合う。日常生活では、ささいなことでケンカをすることもあるが、野球では「頼れる投手」「一番頼れる兄貴」と支え合う仲だ。

 今大会の初戦。先発した慎太郎投手の制球は定まらなかったが、試合後に平中亮太監督や光一捕手と話して投球フォームを修正。準決勝ではリリースポイントを前にして、球が低めに集まるようになったという。

 この日も、二回以降は立ち直り、散発2安打に抑えた。カットボールや縦スライダーなど得意の変化球を使いつつ、直球で決めるという2人の「セオリー」通りに試合を進めた。

 4連覇の夢はついえたが、光一捕手は「(弟の投球は)よかった。最高だった」。兄の言葉を横で聞いた慎太郎投手ははにかみ、「ここまで投げられたのは光一のリードのおかげ。最後まで一緒にできたので、悔いはない」と話した。(佐藤瑞季)

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