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作新学院、6年ぶり全国V エース小林は34回無失点

2021年8月30日18時48分

 (30日、全国高校軟式野球選手権大会 作新学院1-0中京)

 作新学院のエース小林歩夢は、最後の打者を外角低めの直球で空振り三振に仕留めると、ひざから崩れ落ちた。

 「喜びで足の力が抜けた。初めての感覚だった」

 低めに球を集め、許した安打はわずか4本。九回は同点の走者を二塁に背負っていた。一回に奪った1点を守り切る重圧から解放された瞬間だった。

 その1点には、チームの真骨頂が凝縮されていた。先頭の福島綾人が球筋を見極め、7球粘って四球で出塁。犠打と暴投で三塁へ進むと、「たたけ」のサインを出された3番朴炳旭が三塁手の前に狙い通り勢いを殺した打球を弾ませた。その間に、スタートを切っていた福島が本塁を陥れる無安打での先制点だった。

 かつては優勝回数9度で最多だった強豪も、最後に優勝したのは6年前。中京(当時・中京学院大中京)に2018年に優勝回数で並ばれ、19年には更新された。就任23年を数える黒川陽介監督は「勝って当たり前というおごりがあった」と振り返る。

 「一方的な指導では萎縮させてしまう」と、互いの距離感を縮めるため、選手に練習メニューを考えさせた。チームの課題を話し合う姿は生き生きし始めた。試合でミスを叱責(しっせき)するのもやめた。

 伸び伸びと野球に向き合えた選手は日本一を決める舞台にのまれなかった。九回にゴロを捕り損ない、同点のピンチを招いた福島も「仕方ない」と声を掛けられ、「気持ちを切り替えられた。ずっとチームの雰囲気が良かった」という。

 今年に入って2度の練習試合で勝てなかった中京にチーム一丸で「三度目の正直」をかなえた。大会を通じて34回無失点とチームを牽引(けんいん)した小林は「バックが信頼できた。1人じゃここに来られていない」。新調されたばかりの優勝旗を持ち帰った。(高橋健人)

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