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「甲子園で野球できて幸せ」異例な夏、選手や監督の言葉

2021年8月30日17時22分

 2年ぶりに開催された「特別な夏」の甲子園が29日に閉幕した。新型コロナウイルスに加え、天候不良にも悩まされた「異例な夏」でもあった。選手や監督の言葉で大会を振り返る。

 「この夢の甲子園で高校球児のまことの姿を見せることを誓います」。雨で1日順延となった10日の開会式で、小松大谷(石川)の木下仁緒(にお)主将が選手宣誓し、大会は幕を開けた。

 小松大谷と対戦した高川学園(山口)は昨夏、県独自の大会で優勝したが、選手権大会は新型コロナの影響で中止だった。前3年生は引退後も卒業するまでグラウンドに足を運び続けてくれた。山崎帆大(かいと)主将は「先輩の思いを受け継いで甲子園へ、という気持ちが原動力になっていた」という。甲子園で初勝利を挙げた。

 日本航空(山梨)は校内で感染が広がり、多くの運動部が高校総体(インターハイ)に出場できなかった。久次米陸士(りくと)主将は「仲間の分も、という思いでやってきた」。野球部も対外試合が一切できないまま山梨大会を迎え、甲子園でも3試合を戦った。「全員が甲子園で全ての力を出し切れてよかった」

 大会は途中から感染対策強化のため、入場が野球部員や選手の家族らに絞られた。石見智翠館(島根)の山崎凌夢(りむ)主将は「観客がいたら試合の空気が一球一球で変わる。その空気を味わいたかった」としつつも、「甲子園で野球ができたのは幸せだった」と話した。

 優勝候補の一角と目された大阪桐蔭は、初戦の東海大菅生(すがお)(西東京)戦で試合中に雨が強まり、降雨コールド勝ち。続く2回戦で近江(滋賀)に惜敗した。西谷浩一監督は「雨への対応はどの学校も非常に難しい状況だった。それも含めて勝てるチームを作らないと日本一には届かない」と語った。

 決勝で智弁学園(奈良)との「兄弟対決」を制した智弁和歌山の中谷仁監督は最後にこう振り返った。「甲子園を目指せない去年を経て、選手たちが真摯(しんし)に努力してきた結果が優勝。本当にうれしいです」

 ■選手や監督の言葉

 近江(滋賀)・春山陽生主将

 自分たちではどうしようもない、予期しない困難を乗り越えて強くなれた。貴重な経験になった。

 京都国際・中川勇斗(はやと)捕手

 甲子園に挑むチャンスもなかった先輩からも「甲子園行けよ」と言われてきた。試合ができたことに感謝したい。

 神戸国際大付(兵庫)・西川侑志主将

 長雨で仲間と過ごす時間が増えてよかった。大観衆の中でプレーができなかったのは残念だが、吹奏楽部やメンバー外の選手が考えてくれた応援の中で試合に臨めてうれしかった。

 高松商(香川)・長尾健司監督

 この状況で大会を開いてもらい、プレーで応えるしかない、恥ずかしい試合は決してできないという気持ちで臨んだ。「去年の3年生の悔しい思いを僕らが代わりに」という合言葉でやってきた。いい経験だった。

 新田(愛媛)・岡田茂雄監督

 宿舎での長い待機は合宿のようで、結束を強める機会になった。雨で大変ですねと聞かれることもあったが、甲子園で野球をやらせてもらえる感謝やうれしさが強かった。

 沖縄尚学・比嘉公也監督

 練習自粛がたびたびあり、沖縄大会前はほとんど練習試合ができなかった。苦しい状況の中で選手らはよく頑張って甲子園に来た。それだけでもすごいことだと褒めてあげたい。

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