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智弁学園の三塁コーチ、目標は米国の大学 魅力を世界へ

2021年8月30日06時50分

 (29日、高校野球選手権大会決勝 智弁和歌山9-2智弁学園)

 智弁学園の三塁コーチ、三好将太はどんなに厳しい練習でも、楽しくやれば乗り越えられる。高校野球は、そう思える日々だった。

 2016年春、甲子園のスタンドで智弁学園の選抜初優勝を見届けた。白と朱色のユニホームに憧れて入部した早々、周りとの実力の差を痛感した。「このままではベンチ入りもできない」。危機感が募った。

 なんとかしようと全体練習後にグラウンドそばの坂道を走り込むことにした。同級生の西村王雅(おうが)を誘った。1年から甲子園のマウンドに立った左腕だ。西村は練習があまり好きじゃない。

 つらい練習でも、楽しくやればできるのでは。体育座りから立ち上がって走り出したり、その場で一回転してからスタートしたり。ゲーム感覚に工夫したら、受け入れてくれた。

 毎晩、一緒にダッシュを繰り返すことが、一日を終えるルーティンになった。「一緒にやるとサボれない。三好がいるから頑張れた」。投手陣のリーダー的存在となった西村が頼もしかった。

 自分も2年秋から背番号を手にできた。力強い打撃を身につけようと、食事は1日6食。筋力トレーニングにも取り組み、体重は10キロ以上増やして182センチ、86キロに。主軸の前川右京と「100打数60安打」を掲げて競い合った。厳しさの中に楽しさがあった。

 目標だった「日本一」には、目前で届かなかった。西村が打ち込まれるのをベンチで見守った。九回、代打に備えたが、打席には立てなかった。相手の校歌を聞いて、涙があふれた。

 次の夢は決まっている。海外で野球を教えることだ。「まだ野球が普及していないところで野球の魅力を広めたい」。そのために米国の大学へ進もうと思う。世界の人たちにも高校野球や甲子園で知った楽しさを伝えていきたい。(辻健治)

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